「広島ブログ」

2022年6月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

被爆者

2022年6月19日 (日)

広島平和記念公園被爆遺構の保存を促進する会、最後の要望書を提出して活動を終了

広島市が、2017年に「平和公園内の旧中島地区の被爆遺構の展示」を決めて以降、より良い遺構展示となるよう市民の意見を反映させたいとして同年4月に発足した「広島平和記念公園被爆遺構保存を促進する会」(以下「促進する会」)は、昨日午後2時から原爆資料館メモリアルホールで、総会を開催しました。

総会に先立ち、かねての懸案であった鈴木康之先生(広島県立大学教授)の記念講演「被爆遺構展示館の意義と課題」を聞きました。

その後総会が行われ、事務局を担ってきた多賀俊介世話人代表から、これまでの経過の報告と今後の会の進め方「広島市に最後の要望書を提出し、促進する会は今日で解散する」が提案され、全体で確認し総会を終了しました。参加者は、40人でした。

20220618_151103

ここ2年余り、コロナ感染のため、会員全体で討論する場を持つことはできませんでしたが、7人で構成する世話人の会議は、この間52回開催し、その都度提言や要望をまとめ、広島市と協議を重ねてきました。残念ながら、展示されることになった遺構が、あまりにも小さいことや住んでいた人の特定など、課題は残りましたが、一定の役割を果たしたと思います。以下に総会で確認された、広島市長あての要望書を掲載します。


旧中島地区被爆遺構展示整備事業への取組に対する要望書

 貴職におかれましては、平和行政、とりわけ核兵器廃絶実現のために、日夜ご尽力されていますことに心から敬意を表します。また、常日頃から提唱されている「迎える平和」に繋がる平和記念公園における旧中島地区被爆遺構の展示整備事業にも取り組まれてこられたことに感謝申し上げます。

 さて、本年3月26日に「被爆遺構展示館」が正式オープンしました。初めての被爆遺構保存・展示事業として市民の期待は高く、当会は2017年の設立時より、良い物になるよう繰り返し市に提言を重ねてきました。しかし、多くの課題が残されました。今後は、この課題の解決にしっかり取り組んでこそ、この「被爆遺構展示館」建設の意義が高まると考え、以下要望いたします。

1、当会が当初から求めてきた「被爆遺構展示館」の場所にあたる所の元住民の特定については、市もその必要性は感じていると伺ってきています。特定について引続き努力し経過を随時明らかにして下さい。そのためにも、当会が提供した資料をきちんと評価し活用するようにして下さい。

2、被爆遺構展示館」開館から約3か月が経過していますが、来館者が多いとは言えない状況であると思います。歴史的に初めてのこの施設の評価をいっそう高めるためにも市民の声を引続聞き、来館者が増える努力を続けてください。そのためにはこの施設を所管する平和推進課が、平和記念資料館など他の近隣施設と所管を超えて連携を深める努力を積極的に行って下さい。

3、当施設の整備に関わった考古学専門の懇談会委員から、今後の永続的な施設管理体制の構築が重要であるとの指摘があります。これまで他の施設で、完成したもののその後の管理体制が不十分なため貴重な遺産が損なわれた例が多くあるとのことです。これから世界中の方が、また次世代の方が来館されることを念頭に、しっかりした施設管理体制を作って下さい。

多くの人たちが訪れ、少しでも被爆の実相に触れることのできる「被爆遺構展示館」となるよう広島市のさらなら努力が求められています。


広島県原水禁は、この問題には資料館下の発掘で被爆遺構が確認されてすぐに、広島市長に保存を求めてきました。その経緯があり、私も「促進する会」に参加し、世話人の一人として活動してきました。

 いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

2022年6月18日 (土)

無残にもおられてしまった被爆者の森のライラック

今年3月に植え直された石川県のアスナロの木が、無事に成長しているだろうかと、久しぶりに平和大通りの被爆者の森を訪ねました。

アスナロの木は、元気な姿で、緑の葉を繁らせています。

20220617_155039

無事に成長していて良かったなと思いながら、昨年の3月に植樹された北海道のライラックの木がどんな様子か見に移動しました。

ライラックの木が植えられていた場所に移動しました。このあたりだと思っていた場所にライラックの木を見つけることができません。自転車に乗って移動していましたので、見逃したのかなと思い、自転車をとめて周りをもう一度探しました。

目に飛び込んだのは、無残な姿で横たわるライラックの木です。

20220617_155409  

まさかと思いましたが、木を支えるための支柱にライラックを結びつけるために取り付けられた棕櫚がきちんと残っていますから、間違いなくライラックの木です。

根元から折れて、放り投げられています。

写真では少し見にくいのですが、一番上の方にやや萎れていますが、葉が残っています。まだ緑色を残していますので、折れてからそんなに日数はたっていないと思われます。

根元部分が残っていないか丁寧に周囲を見ましたが、かけらも残っていません。

被爆者の森の木であることを示す表示板も見当たりませんでした。

なぜ折れたのか、原因は想像するしかありませんが、自転車などでぶつかって折れたようには見えませんので、誰かのいたずらとしか考えようがありません。

4月13日のこのブログライラックの花が咲きました―被爆者の森: 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com)で紹介したように、昨年3月に植樹され、元気に育ちきれいな花を咲かせていただけに、非常に残念です。

224132

すぐに広島市中区維持管理課に連絡を入れました。植樹の時期を過ぎていますので、2023年3月までは新しい木を植えることはできませんが、しっかりと植え直してほしいと思います。そして他の樹木と比べると小さな木でしたので、木を保護するため、柵などを設けるなど何か対策が必要な気がします。

いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

 

 

2022年6月17日 (金)

被爆77周年原水禁世界大会広島県実行委員会を結成

被爆77周年原水禁世界大会広島大会を成功させるための広島県実行委員会の結成総会が、昨日午後6時より、自治労会館で開催されました。

原水禁世界大会は、被爆75周年、被爆76周年の2年間にわたり、コロナ感染拡大の影響で、オンライン集会を余儀なくされてきましたが、今年は従来通りの対面方式により開催するという方針で、準備が進められてきました。

少し遅くなったのですが、昨日「被爆77周年原水禁世界大会広島県実行委員会」が無事結成され8月4日から6日まで開催される広島での大会を成功させることを誓い合いました。

20220616_181747

総会では、まず今年の大会の意義を次のように確認しました。

「被爆77周年にあたって、2021年1月、核兵器禁止条約が発効され2022年6月には第1回の締約国会議が開催され、世界は核兵器廃絶に向けて一歩を踏み出すはずでしたが、本年2月24日、ロシア軍によるウクライナ侵攻によって核兵器保有国による侵略、そして核兵器を含む大量破壊兵器の使用を威嚇の材料にするなど、世界の人々の思いとは逆行する新たな核兵器拡散のきっかけとなることが危惧されます。

わたしたちは、改めて核兵器廃絶・脱原発・平和と民主主義を守る取組みについて発信し、ともに学び合い、『核も戦争もない平和な21世紀を!』めざして、活動を強化していきます。」

確認された広島大会の主な日程は、次のとおりです。

8月4日(木)

15時40分資料館前出発 折鶴平和行進

17時から18時30分  開会総会 グリーンアリーナ

8月5日(金)

 9時30分から12時30分 6分科会 県民文化センターほか

 フィールドワーク ・大久野島バスツアー

          ・西松安野中国人強制連行・被爆の歴史ツアー

14時から16時30分 4つのひろば

8月6日(土)

9時30分から10時15分 閉会総会 県民文化センター

 10時30分から12時30分 国際シンポジウム 県民文化センター

 

世界大会前段として取り組まれる平和行進も従来通り実施することが確認されました。

東部コース 7月27日岡山から引き継ぎ

西部コース 8月1日山口から引き継ぎ

北部コース 7月30日庄原出発

いずれも8月3日午前中に平和公園慰霊碑前に到着します。

この他、大会の詳細は、逐次このブログでも紹介します。

実行委員会結成総会の冒頭、広島県で選出された第25代高校生平和大使

・荒川 彩良(あらかわ さら)県立広島国泰寺高等学校 3

・岡本 依純(おかもと いずみ)県立広島高等学校 2

・西川 繭可(にしかわ まゆか)広島大学附属福山高等学校 1年(学校の都合で欠席)

の決意表明がありました。

いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

2022年5月28日 (土)

広島県原爆被害者団体協議会2022年度総会に参加

広島県原爆被害者団体協議会(「県被団協」)の2022年度総会が、昨日(27日)午前10時より平和ビル5階会議室で開催されました。県被団協の総会が、対面式で開催されるのは3年ぶりです。

前田耕一郎事務局長の司会で始まった総会は、冒頭、昨年10月に亡くなられた坪井直前理事長をはじめ原爆で犠牲となった人たちに黙とうをささげました。そして箕牧智之理事長が、「ロシアのウクライナ侵攻から3カ月、毎日尊いいのちが奪われている。」さらに今月14日に来広したEUミシェル大統領が「世界の指導者が被爆地を訪問すべきだ」と呼びかけたことを紹介するとともに「今日は、核兵器禁止条約が発効して458日。日本政府は禁止条約を早期に批准すべきだ」とあいさつ。

20220527_100335

続いて、来賓のあいさつですが、今年はコロナ過ということもあり広島市長代理、連合広島、県生協連、そして原水禁代表の私の4人のみが出席し、あいさつを行いました。

あいさつ後、来賓は退席し、議案提案、質疑が行われました。

当日配布された総会議案の一部を紹介します。

経過報告の核兵器禁止条約に日本政府が参加するようを求める署名活動の中では「広島県原水禁の仲介でこの署名に原水禁国民会議の協力を得られて全国から多くの署名が寄せられました。」ことが記載されています。

また2022年度活動方針では、前書きで「私たちは自らの体験の上に立って核が絶対悪であること、核兵器は廃絶されるべきであることを訴え続けてきました。私たちは命ある限り、核兵器の廃絶を声高く訴え、実現を求めていきたいと思います。そして核兵器は戦争、争いごとの中で使用されるものであることから戦争、争いごとへの反対を訴えていきます。

そのため、県被団協として、さらには広島県原水禁など友好団体と協力して、機会あるごとに反戦、反核、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻反対の行動を行い、声を上げていきます。」と、ここでも広島県原水禁との共闘が明記されています。

また活動方針で目立つのは、被爆者が高齢化し年々少なくなっていく現状の中で、被爆二世・三世の役割が強調されていることです。総会出席者も年々人数が減るとともに二世の出席者が増えていますから、この方針も当然のことといえます。

具体的には次の二項目が新たの方針として明記されています。①被爆した親を身近で見守ってきた被爆二世・三世会員による被爆体験の継承・講話の実施②懸案であった二世・三世会員からの会費納入。

すでに各地区の被爆者団体では、実質的に二世が中心となって運営されている実態が多くなっています。県被団協の運動と組織の継承のためには、絶対に必要なことだと思いますので、今年度この方針が具体化されていくことが期待されます。

広島県原水禁として、今後も広島県被団協との連携の重要性を改めて認識した県被団協総会でした。

いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

2022年5月21日 (土)

核兵器禁止条約について考える ――東京と沖縄で集会が開かれます――

核兵器禁止条約について考える

――東京と沖縄で集会が開かれます――

 

緊急なテーマですので、憲法98条についての論考はお休みにします。

 520日は東京で、舩後靖彦参議院議員の呼び掛けで、核兵器禁止条約を考える会が開かれます。その呼び掛け文です。

 ************************************************************************

20225月吉日

国会議員各位

れいわ新選組 参議院議員

舩後 靖彦

 

「核兵器禁止条約を考える集会」ご臨席のお願い

 先生方におかれましては、政務、公務におかれてのご活躍に心より敬意を表します。また、今後とも私たちに対し大所、高所よりのご指導を賜れればありがたく存じます。

さて、この度「核兵器禁止条約を考える集会」を開催する運びになりました。ゲストスピーカーに秋葉忠利さん(元広島市長)、喜納昌吉さん(音楽家・元参議院議員)をお迎えして、我が国の核兵器禁止条約の批准について議論が深まればと考えております。

ご多忙のところ誠に恐縮ではございますが、ぜひご臨席を賜ればありがたく存じます。ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 日 時    5月20日(金) 15時~17時(終了予定)

場 所    衆議院第2議員会館B18会議室

  

「核兵器禁止条約を考える集会」次第

 

15:00 開会の挨拶 (参議院議員 舩後靖彦)

15:05    基調講演 (秋葉忠利様)

15:35 基調講演 (喜納昌吉様)

16:05 意見交換

16:30 閉会

 ******************************************************************

 そして、521日には、沖縄で、喜納昌吉さんの呼び掛けで、「戦争と核のない世界へ」というテーマのシンポジウムが開かれます。

  Photo_20220520132501

そのどちらにも参加させて頂きますが、私の発言はこれまで、このブログ、そして姉妹ブログの「春風夏雨」、そしてChange.orgでの署名運動で皆さんにお伝えしてきたことです。

加えて、琉球日報が鳩山友紀夫さんと私の論考を掲載してくれましたので、それも是非お読み頂きたいと思います。

16100219953321  

16111221885684  

核「共有」とか、「敵基地攻撃能力」とか、「憲法改正」では未来の見えないことが、少しでも広まることを期待しています。

 [2022/5/21 イライザ]

 [お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

2022年5月12日 (木)

「ヒロシマ、顔」写真展に行ってきました。

昨日午後、中区八丁堀のギャラリーGで開催されていた「1945年8月6日。あの日まで。あの日から。『ヒロシマ、顔』写真展」に行ってきました。

この写真展は、ANT-Hirosimaが、2020年から被爆者の人生を写真冊子や映像で記録するプロジェクトの一環として開催されたものです。

会場には、写真家の石河(いしこ)真理さんが撮った10人の写真が並んでいます。

会場内の写真は、撮影禁止ですので紹介することはできませんが、会場の外からは撮影OKということでしたので、入り口付近から撮影しました。

20220511_134432  

遠めですが、一番右側に昨年4月に亡くなられて被爆者の岡田恵美子さんの写真を見ることができます。10人の中には、私もよく知っている被爆者の顔もあります。みんな少し笑顔の写真です。写真手前に写っている看板の「ヒロシマ、顔」の文字は、

Photo_20220511155401

中国新聞で一昨日最終回を迎えた「生きる」の被爆者で書道家森下弘さんが書かれたものです。森下弘さんも10人のうちの一人です。

会場には、石河さんのメッセージが掲示されていましたので紹介します。

「ヒロシマの顔」に寄せて

ある日、小学校の図書館に

辛いことがあった子どもが一人でやってきて

本棚にある‟ヒロシマ、顔“の一冊を手にする

そして 優しい顔に出会い 直接話しかけられるように

その言葉が聞こえてくる

そんな伝え方があったらいいなと思っていました

なるべく直接出会い 子どもたちにはなしかけてもらいたい

その大切な出会いのお手伝いになるのが写真だと思いました

撮影の時に感じたものが そのままこの一冊に乗り 伝わっていけばいいなと

小さな子どもたちにこの声が聞こえたら。

広島で育ち‟伝える“という言葉を追い続けてきました。

‟伝える“はいつも私の心の中で形を変えながら問いかけています。

お一人お一人の放つ暖かさが伝わることは

人間の尊さが伝わることだと心から信じています。

撮影の時 みなさまがそれぞれ先立たれた方々の声を伝えようと

大切なことを伝えようとカメラのレンズを見つめてくださいました。

 

石河さんの写真撮影と共に若い人たちが、被爆者のはなしを聴き取り写真冊子や映像となって残されていくことになります。会場では、すでに映像化が終わった岡田恵美子さんと李鍾根さんのビデオが流れていました。

会場の都合で、会期は3日間でしたが、多くの人が訪れられてようです。私が会場にいる間にも次々と人が訪れていました。9月には、少し会期を長くして袋町の市民交流プラザで写真展が開催される予定だそうです。今回見逃した人には、ぜひその機会に訪れてほしいと思った写真展でした。

いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

2022年5月 2日 (月)

サクランボの実が熟しました―被爆者の森

最近、テレビ報道で「サクランボの実が熟しました」というニュースを目にしましたので、3月14日の「サクラの花が咲きました?―被爆者の森: 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com)」で紹介した被爆者の森の「サクランボ」の木を見に行ってきました。

20220430_170030

真っ赤に熟したたくさんの実をつけています。

20220430_165843

食べ頃です。

20220430_165956

すぐそばで4人の男の子がボール遊びをしていましたので、少し話を聞きました。

「このサクランボ食べたことがある?」

「下の方の実をいくつか食べたよ。美味しかったよ。木のてっぺんの実は、カラスが食べるよ」

木の周りには、実がいくつも落ちていましたので、棒きれで叩き落して食べたようです。ちゃんと食べられることがわかりました。私も一つとって食べようかなと思いましたが、残念ながら手の届く枝には、見当たりませんでした。

「ここは、被爆者の森というけど、知っていた?」

「へぇー、初めて聞いたよ」

「全国の被爆者の人たちが、自分が住んでいる県の木を送ってくれて、作られたんだ。このサクランボの木は、サクランボが県木の山形県から贈られたんだよ」

「そうなんだ」

近所に住む子どもたちだと思うのですが、「被爆者の森」のことは全く知りませんでした。残念ながら「被爆者の森」の認知度は、低いようです。

「被爆者の森」をもっと知ってもらう良い方法はないか、改めて考えさせられました。

いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

2022年5月 1日 (日)

皆様、有難う御座います ――Change.org署名が10万を超えました――

皆様、有難う御座います

――Change.org署名が10万を超えました――

 

ブログ名が紛らわしくて申し訳ありませんが、「春風夏雨」 (「新」が付かない「ヒロシマの心を世界に」の副題です) の方では報告してきた内容を、今回まとめてお知らせすることにしました。

まず、Change.orgでの署名運動は31日に始めました。その経緯については、ここをクリックして、お読み下さい。署名がまだの方には、署名もお願いします。

36日の昼過ぎには署名数が5万を超えましたので、準備をして、312日にプーチン大統領と岸田総理大臣に書簡を送りました

その前にChange.orgと協力して作成したビデオも、この日にリンクを貼っておきましたので、御覧下さい。

そして、いよいよ、昨日、10万を超えました。

皆様、有難う御座います。皆様の御賛同のお陰です。今日までには、既に「106千」を超えました。

220429-106000   

106,034」という数字を御確認下さい。私たち、一人一人の存在は「一(いち)」ですが、同じ気持ちを共有して、同じ目的のために一人一人が一つの行動を取ることで、その結果が10万という大きな数字になるという事実がハッキリ分りました。これを、20万にすることも可能ですし、ここからまた別の行動につなげて戦争を止めさせること、犠牲者の冥福を祈り遺族の悲しみに寄り添うこと、避難民を支援すること、そして今回のように侵略戦争が再び起らないような世界実現のために知恵を集めること等、多くのことが可能になります。

私は、10万の皆様の意思を代表して、再度プーチン大統領と岸田総理大臣にこのキャンペーンの趣旨を認めた書簡を出します。また、その他の核兵器保有国の首脳にも同趣旨の書簡を出し、協力を要請します。

そして、次の段階の行動への準備も始めます。6月末の核兵器禁止条約締約国会議、8月の核不拡散条約再検討会議という二つの重要な国際会議の場を生かして、皆様から頂いた署名の趣旨を各国の代表や国際機関、市民団体等、多くの皆さんに伝え広げたいと考えています。

さらに、現在進行中の戦争でロシアが核兵器を使わないと宣言するというだけでなく、今後の世界の動きの中で、どの国も核兵器は使わないと宣言するように働き掛けたいと考えています。核保有国が「核兵器の先制不使用」(No First Use—略してNFU) 宣言をするということです。

第一歩としては、核兵器禁止条約締約国会議と核不拡散条約再検討会議に参加する各国の代表はじめ多くの皆さんに、私たちのメッセージを伝えるためのビデオを作成して、現地で配布したいと考えています。もちろん、YouTubeにもアップします。

その他の活動について、皆様からの御提案をお待ちしています。

 [2022/5/1 イライザ]

 [お願い]

文章の下の《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。

広島ブログ 

広島ブログ

2022年4月27日 (水)

チェルノブイリデー座込み

世界を震撼させた旧ソ連チェルノブイリ原発事故が発生して36年目を迎えた昨日、午後0時15分から広島県原水禁が呼びかけた「チェルノブイリデー座込み」を実施ました。

チェルノブイリデーの行動は、事故が発生した翌年の1987年から毎年この日をチェルノブイリデーとして座込みや講演会などを実施してきました。座込みは、コロナが拡大した2020年を除いて毎年実施しています。
今年は、2月24日に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵略によって、廃炉となっているチェルノブイリ原発が、ロシア軍によって一時占拠されるという異常な事態を経験しての座込みとなりました。

それは、原発が事故だけでなく軍事行動によって非常な危険な状態にさらされるという事実を私たちの教えることになり、原発の安全性が根本から問われることを意味しています。

被爆者の箕牧智之さんのアピールの後、村主公夫さんが提案した下記のアピールを全員で確認し、最後の慰霊碑に向かって黙祷をして30分間の座込みを終了しました。

Img_8773

―――――――――――――――――――――――――――――――――

「4・26チェルノブイリデー」アピール

チェルノブイリ原発事故から36年が過ぎました。事故を起こした原発は、放射性物質の飛散を防ぐための巨大なシェルターに覆われるなどの対策が続いていますが、廃炉に向けた具体的なめどは立っていません。

この中で、世界を震撼させる出来事がロシア軍によって引き起こされました。チェルノブイリ原発事故で、被曝し、住む場所を追われた人々が、今度は命を奪われ、再び故郷を離れることを余儀なくされています。私たちは、一日も早い停戦により再びウクライナに平和が訪れることを強く求めます。

またこの軍事侵略ではチェルノブイリ原発を含めたウクライナ国内の核施設が、軍事侵攻の標的となりました。原子力発電所がいかに危険なものかを改めて教えています。核兵器の使用・威嚇発言はもちろんのこと、核物質は兵器であるか否かを問わず軍事的にも大きなリスクをもたらすものであることが明らかになりました。

一方、「チェルノブイリのような事故は起きない」と宣伝され続けた日本でも、2011311日、福島第一原発でチェルノブイリと同じレベル7の事故が引き起こされました。11年を経た今も、メルトダウンによって溶け落ちた核燃料の取り出しは全く手つかずの状態であり、避難住民の帰還は進まず生活再建は依然厳しい状況にあります。

この中で、政府はあろうことか多くの県民・漁業関係者の反対を押し切り、放射能汚染水の「海洋放出」を決定する一方、再び原発政策を推進し再稼働を強行しています。加えて、「2050年の脱炭素社会」実現へ、原発の再稼働・新設を利用することも十分考えられるだけに、その動きも注視する必要があります。

私たちは、チェルノブイリを、そして福島を、原発事故被害者の痛みを決して忘れてはなりません。世界はその現実に向き合うとともに戦火による新たな脅威も想定し脱原発への歩みを加速させなければなりません。

「核と人類は共存できない」。新たなヒバクシャを作らせないためには、「核絶対否定」の道しかありません。

私たちは、人類史上はじめて原子爆弾の惨禍を被ったヒロシマから訴えます。

◆ロシアは、直ちに軍事侵略を停止せよ!

◆チェルノブイリ原発事故を忘れてはなりません!

◆福島第一原発のような事故を二度と起こさせてはなりません!

◆原発の再稼働・新増設を許してはなりません!

◆新たなヒバクシャを生み出してはなりません!

◆全ての原発被害者への補償と救済を強く求めます!

◆放射能汚染水の「海洋放出」の閣議決定の撤回を求めます!

◆ノーモアヒバクシャ、ノーモアチェルノブイリ、ノーモアフクシマ

                             2022年4月26日

                 4.26チェルノブイリデー座込み参加者一同」

―――――――――――――――――――――――――――――――――

昨日は、あいにくの雨の中での座込みとなったため例年の慰霊碑前から資料館下に場所を移しての実施となりました。しかし、雨にもかかわらず56人の参加がありました。

いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

2022年4月20日 (水)

第15代高校生平和大使(2012年)の論文

第25代高校生平和大使の募集が、5月6日を応募締め切りとして開始されました。6月5日の選考委員会で今年の高校生大使が決まりますが、例年のとおり、広島県内では3名が選ばれることになっています。今年も多くの高校生に応募してほしいものです。

高校生平和大使の活動は、これまでもマスコミなどによって報じられてきましたが、今日は一人の高校生平和大使のその後の活動について、紹介したいと思います。

その元高校生平和大使は、2012年に神奈川県で選出された第15代高校生平和大使の相原由奈さんです。

その相原さんから、一週間前の13日に次のようなメールが届きました。

「東京外国語大学の大学院で在ブラジル原爆被爆者の研究をしております、相原由奈です。いかがお過ごしでしょうか。

この度、在学している大学の研究所が発行している雑誌に論文を掲載していただきました。

予算縮小で現在は電子版しかない、読者もそこまで多くない雑誌ではありますが、やっと論文を一つ世に出すことができました。ネット上で公開されており、無料で閲覧できますので、拙い論文ではありますが、ご高覧いただけますと幸いです。」

相原さんは、昨年の被爆76周年原水禁大会の分科会「在外被爆者と日本の戦争責任、その歴史認識問題について」で講師を務めていました。相原さんの報告テーマは、「ブラジル在住被爆者に関する報告」でした。

大会資料集でそのことを知った私は、「どうしたブラジルの被爆者のことを研究することになったのか」を知りたくて、すぐに相原さんに連絡を取り、ホテルまで会いに行きました。

Img002_20220419152701

森田隆・綾子さん夫妻によって2001年に発刊された本

「なぜ、ブラジルの被爆者のことをテーマにしたのですか」と問うと「高校生平和大使の活動をしている時、ちょうどヨーロッパを訪れておられた『ブラジル被爆者平和協会』の森田隆会長とお会いし、ブラジルにいる被爆者の話を聞きました。その出会いをきっかけに、2017年と2018年にブラジルを訪問し、聴き取りを始めました。それから現在までブラジル在住被爆者の皆さんの協力を得ながら、研究を行っているのです。その研究結果を論文にするため、いまがんばっています。」との答えでした。

その研究結果が、今回の論文「ブラジル及び南米在住被爆者と医療援護―立ちはだかる『境界線』の壁―」となったのです。

相原さんの論文は、「掲載誌一覧: 東京外国語大学学術成果コレクション (tufs.ac.jp)」の『クァドランテ』第24号のpp.237-254に掲載されていますので、だれでも読むことができます。

早速私も読みましたが、学ぶことの多い論文でした。そして何よりうれしかったことは、高校生平和大使の活動が、被爆者問題の研究となって継続し成果を上げていることでした。

今年は、高校生平和大使派遣25周年の記念事業が計画されています。相原さんの論文を読みながら、これまでの様々な高校生平和大使としての活動を振り返ることも大切だが、歴代の高校生平和大使のその後の活躍ぶりも紹介できる記念事業となればよいと思っています。

いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

より以前の記事一覧