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憲法

2022年6月21日 (火)

6月の三原地区、府中地区の「19日行動」

今月も三原地区・府中地区の「19日行動」の様子が、藤本講治さんと小川敏男さんから届きました。

三原地区

参議院選挙の公示日を前にした619日(日)、午後530分から三原駅前に19人が参加して定例「19日行動」を取り組みました。

司会者からロシア・プーチン政権のウクライナへの軍事侵攻という事態を受け、710日投開票で実施される参院選は、「戦争する国づくりに突き進むのか。だれもが平和で安心して暮らせる社会をめざすのか。今後の日本の進路が問われる重要な選挙である。」と冒頭訴えて、5人の弁士(政平智春さん・中西一夫さん・岡崎敏彦さん・高木武子さん・冨中豊彦さん)がリレートークを行いました。

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①岸田自公政権について、ロシアの侵略戦争に乗じて、「憲法9条改悪」「防衛費2倍増額」「敵基地攻撃能力保有」「核兵器共有」などを声高に主張している。また、自民党改憲草案(天皇の元首化、国防軍・戦力を持つ、為政者が決めた利益を中心にして自由と権利を制限する等)は、日本国憲法の三原則(基本的人権の尊重・絶対平和主義・主権在民)と真っ向から否定するものである。②核政策について、621日から23日にかけてオーストラリア・ウィーンに開催される核兵器禁止条約第1回締約国会議に被爆地広島県選出の岸田首相は、被爆者の切実な願いである核廃絶に背を向け日本は参加しないと表明したこと、平和国家への道に逆行する行為である。③私たちの憲法観について、今、世論調査で言われているのは憲法改正がにわかにトップにおどり出ようとしている。日本の憲法は、77年前のあの忌まわしい戦争体験の中から二度と戦争はしてはならない。人間らしく平和で安心して暮らせる国に作っていこうという考え方のもとで世界にはない憲法を日本は作ってきたことを改めて再確認し、世界の宝と言われる憲法9条をしっかり守っていくことが今、求められている。④私たちと政治について、再び戦争への道を歩もうとしている現政権に対して、私たちはNO!を突きつけようではないか。戦争は殺し殺されるものである。私たちの生活は政治によって動かされることを考えていこう。私たちが選んだ政治家・政党が政治を行う。良くも悪くも私たちの代表である。そのことをしっかり考えて選挙に臨んでいこう。⑤経済政策について、物価が値上がりしたにもかかわらず年金は下がっている。労働者の賃金は上がらない。一方で財界の貯蓄は、過去最高の500兆円になろうとしている。こうした不平等な問題に政治がメスを入れなくして国民の理解は得られない。このことを確認して私たちの側に立つ政治家・政党の議席を増やしていくことが重要である。

などを訴え、改憲勢力に3分の2議席を許さないという声を街頭からあげていきました。

藤本講治

府中地区

安保法制に反対する府中市民の会は、19日(日)の午後330分から上下町のAコープ前と、5時から天満屋府中店前で、30分間スタンディングとリレートークを行いました。参加者はどちらも10名でした。

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上下町Aコープ前

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府中天満屋前

スタンディングでは、「敵基地攻撃能力は憲法違反!平和外交を」「防衛費倍増より賃金引上げを!」「平和のため選挙に行こう!」と新しく3本の横断幕を作成しました。

リレートークでは、みなさん、自民党の安全保障調査会が政府に提言した①専守防衛の変更、具体的には「敵基地攻撃能力」という名称を「反撃能力」にして、今の憲法では専守防衛しかできませんが先制攻撃が出来る変更、②防衛費の制限をGDP比(国内総生産比)1%であったものを5年以内に倍の2%に引き上げる変更、③外国に武器を輸出して防衛産業の利益を拡大するため、武器輸出の制限を取り払う変更、について多くの人が発言しました。

特に、防衛費の引き上げ額は5兆円で今までのと合わせて約11兆円となり、周りの国に脅威を与えることになる。それよりは食料や電気・ガスの値上がりで苦しむ国民の生活に使われるべきだという発言内容が多かったです。

日曜日ということもあって車の中から手を振ってくださる方が多かったです。

小川敏男

【編集後記】明日から、参議院選挙がスタートします。二地区の訴えが実るように、それぞれの持ち場で頑張りたいと思います。

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2022年6月 4日 (土)

6月の「3の日行動」

戦争させない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会は、昨日(3日)午後5時30分から1時間、本通電停前で6月の「3の日行動」を実施しました。5月の「憲法記念日の集会」を実施したため、街頭でのアピール行動は、2カ月ぶりです。

今月のメインテーマは、「市民の命を救え ウクライナに平和を」「軍事費拡大に反対 憲法9条を守ろう」です。

訴える主なテーマは、

  • 軍事費拡大に反対しよう!
  • ウクライナ侵略戦争をやめさせよう!
  • 核の傘ではなく核兵器禁止条約の早期批准を!
  • 敵基地攻撃能力論に反対しよう!
  • 憲法9条を守り平和外交に徹しよう!

でした。

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藤元事務局長の司会で始まったアピール行動は、6人の弁士が、それぞれのテーマに沿いながら、力強く訴えました。

主なテーマに加え、小野綾子さん(国際環境NGO350Japan中四国ネットワーク・オーガナイザー)が、「反原発と脱炭素社会構築の必要性について」のテーマでスピーチ。小野さんは初めての参加です。またアイ女性会議の貴田月美さんが、国民がほとんど知らないままに成立し、6月1日から一部施行されることになった「重要施設周辺及び国境離島等における土地の利用状況の調査及び利用の規制に関する法律」(略して「重要土地規制法」と呼ばれる)の問題点を指摘し、今後この法律の廃止を求めて県議会や広島市議会に請願を行う予定であることが報告されました。

私も「核兵器の廃絶」をテーマに、プーチンの「核使用発言」をめぐる世界や国内の政治の動き、特に「核共有」発言を批判し、「核兵器の脅威から逃れる道は、核なき世界をつくるしかない」ことを訴えました。特に今月は、核兵器禁止条約が発効(2021年1月)してから2回も延期を余儀なくされてきた第1回締約国会議が、ようやく6月21日から3日間開催され、本格的な協議が開始されますので、そのことに触れながら「世界の多くが核なき社会」を望んでいることを強調しました。「核兵器のない世界は自分のライフワークだ」と言いながら、核抑止論にすがり続ける岸田首相に期待することは出来ませんが、第1回締約国会議、そして8月に予定されるNPT再検討会議が、少しでも前進することを期待せずにはおられません。

昨日の参加者は、50名。来月3日は、参議院選挙期間中となりますので、「3の日行動」は、実施しないことにしています。

いのちとうとし

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2022年5月30日 (月)

「小森龍邦さんを偲ぶ会」に参列しました。

昨年2月26日に88歳の生涯を閉じられた部落解放同盟広島県連合会顧問の小森龍邦さんを偲ぶ会が、大野真人連合広島会長、佐古正明部落解放広島県共闘会議議長、岡田英治部落解放同盟広島県連合会委員長など12名の呼びかけで昨日午後1時から府中市文化センター大ホールで開催されました。

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小森さんの経歴は、あまりにも多岐にわたりますので、私の力量では書ききることができません。そこで「小森龍邦さんを偲ぶ会」の案内状に記載された経歴をそのまま紹介されていただきます。

「小森さんは県青年連合会会長、府中市議(3期)、部落解放同盟広島県連合会委員長(25年)、同中央本部書記長(11年)、衆議院議員(2期)、新社会党中央本部委員長などを歴任し、また文筆家として知られ、著書は『差別と疎外からの解放』『人間・阿部正弘とその政治』『業・宿業観の再生』『親鸞思想に魅せられて』など60冊を超えています。

1969年の県連再建を主導して以来、多くの部落大衆を組織し、常に運動の指導的役割を果たしてきました。また、数々の差別行政、差別事件と激しく闘うとともに第19回県連大会(1972年)で打ち出した『社会的立場の自覚的認識』=被差別部落民の主体の確立を一貫して訴えつづけました。

さらに、宗教界の差別事件を追及するなかで仏教が持つ内省(徹底して自己を見つめる)や宇宙観にも関心を寄せ、運動の実践と理論を重厚なものにしてきました。

政治家としては、1993年11月の小選挙区制導入の『政治改革法案』に対し、『少数者の声が国政に届かなくなる』として衆議院本会議で青票(反対票)を投じました。

晩年は『仏説観無量寿経』の『是旃陀羅』の差別性を東西本願寺に改めて提起し、『善処』するよう求めていきました。まさにその生涯は部落差別の撤廃に全てを捧げたものでした。」

この偲ぶ会は、昨年5月、今年2月に予定されましたが、コロナ拡大のためやむなく中止となり、ようやく昨日実施されました。

偲ぶ会は、全員で黙祷した後、呼びかけ人代表の岡田英治さんのあいさつ。最も身近に小森さんと接してこられた岡田さんのあいさつは、心うつ内容でした。その後、写真で構成された映像が上映され、ありし日の小森さんの姿を偲びました。そして組坂繁之部落解放同盟中央本部委員長など5名が、「小森さんを偲んで」それぞれの立場で小森さんから学んだことを紹介されました。多くの参列者があり、改めて小森さんの業績を偲び運動を継承することを誓い合い、最後の参列者全員が献花をして「小森龍邦さんを偲ぶ会」は終了しました。私も参列し指名献花をさせていただきました。

いのちとうとし

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2022年5月22日 (日)

5月の「19日行動」-三原、府中

三原の藤本講治さん、府中の小川敏男さんから、それぞれの地区の「19日行動」の報告が、写真とともに届きました。

三原地区

5月19日、木曜日、17時30分から三原駅前で16人が参加して街頭行動を実施しました。

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6人の弁士は、「日本国憲法発効75年」(5月3日)、「沖縄本土復帰50年」(5月15日)を迎えた節目の街宣活動として、今、ロシアによるウクライナ侵略戦争が起こる中、憲法9条改悪や敵基地攻撃能力の保有、非核三原則(持たず、つくらず、持ち込ませず)の見直しなど「戦争する国づくり」の大合唱が起こっていることに対して警鐘を鳴らし、不戦を誓い合った平和憲法を守ることの重要性を訴えました。

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高木武子さんは、➀私たち戦争をさせない三原市民行動は、6年にわたり平和憲法を守る運動を継続して行なっています。日本は75年間、戦争を経験していません。私たちは、今後も平和な社会が続くよう行動を行っています。市民のみなさんからも私たちの行動ひと月に一回ですが、「よく頑張っているね。なかなか駅前に立つことはできないけど一緒に応援します。戦争はダメです。」という市民の方々の声をいただいています。私たちの運動の成果が大きくは表れていないかもしれませんが、「戦争は絶対やったらいけない。戦争は人を殺し、殺されるということを先の大戦で経験したではないですか。」という市民からの声を聞いています。②ロシア・ウクライナ侵攻問題、私たちが暮らしている地球上でいつ戦争が起こるかもわからない事例であります。悲惨で残酷な弱い立場の子どもや女性が戦争の中で大変な状況になっています。日本ではロシアのウクライナ軍事侵攻を利用して、戦争放棄を謳った憲法9条を改悪して戦争する国にしていこうとする政治勢力が台頭してきています。「市民のみなさん、平和や私たちの暮らし、政治に関心を持ち、再び日本が戦争への道を歩まないように行動していきましょう。」とスピーチしました。

 藤本講治

府中地区

安保法制に反対する府中民の会で19日行動を取り組みました。

15時30分から上下町のAコープ前、17時から府中天満屋前で行い、

参加者いずれも10人でした。

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今日も、安保法制に反対する府中市民の会でスタンディングとリレートーク。

上下はいつもたくさんの人が車窓から手を振ってくれるのですが、なんとなく少なく、いつも無反応の車が多い府中天満屋前で高校生や中学生が手を振ってくれました。

戦争は民と民の殺し合いです。命令を下す人間は戦後ものうのうと生き続ける。

平和を求める人は差別と迫害を受け最後には命を奪われます。

私はこのことを絶対に忘れません。

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リレートークでは、ロシアのウクライナ侵略への非難、沖縄を差別し続ける日本政府への抗議、敵基地攻撃能力を反撃能力と言い換えて先制攻撃ができるようにしようという与党への抗議、「ドローンでものづくりの町」復活を狙う府中市に軍事産業化への懸念と確かな歯止めの必要性、核共有という幻想の実態、憲法9条を守り生かす政治、南西諸島への自衛隊基地配備の急増、などが語られました。

小川敏男

【編集後記】府中の原稿は、石岡真由海さんのフェースブックの内容を本人の了解を得て、小川さんが送ってくれたものです。

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2022年5月11日 (水)

憲法98条「最高法規」を読み直す ――『数学書として憲法を読む』の補足です――

憲法98条「最高法規」を読み直す

――『数学書として憲法を読む』の補足です――

 

三年前、『数学書として憲法を読む――前広島市長の憲法・天皇論――』という変った名前の本を法政大学出版局から上梓しました。時間的にも限りがあり、憲法全ての条文を詳細に検証することはできませんでしたので、その後も条文毎に少しずつ読み直す作業を続けています。

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今回から、98条の「最高法規」についての「発見」を報告しておきましょう。

まず、お浚いです。『数学書として憲法を読む』では、憲法をあたかも数学の公理のように考えた上で、そこからどのような結論が論理的に帰結されるのかを考えたのですが、その読み方そのものについて、九つのルールを設定しました。語呂の良さも考えて、「九大律」と呼びました。再度、掲げておきましょう。

[正文律] 対象とする日本国憲法の正文は日本語とする。

②[素読律] 書かれていることを字義通り素直に読む。これがすべての出発点である。どこで何が定義、あるいは規定されているのか、定義・規定の内容はもちろんだが、その順序に意味のある場合にはそれも尊重する。

③[一意律] 一つの単語、フレーズは、憲法の中では同じ意味を持つと仮定する。

④[公理律] 憲法を「公理」の集合として扱う。

⑤[論理律] 憲法解釈は論理的に行う。法律やそれに準ずるものは、公理からの論理的帰結であると位置付け、論理的に考えて憲法と整合性があるかどうかの判断をする。

⑥[無矛盾律] 条文間には矛盾がないという前提で読み、解釈を行う。

⑦[矛盾解消律] とは言っても現実問題として、憲法内には文言上、一見、矛盾している記述が存在する。条文間の矛盾や使われている概念間の矛盾について、出来るだけ無理のないしかも説得力のある、もちろん「論理的」で憲法の趣旨が生きるような解釈を探し、出来れば「矛盾」を解消する。最低限、「矛盾度」が低くなるように読む。

⑧[自己完結律] 憲法は、基本的には自己完結的な文書であると仮定する。つまり、書かれていないことには依存しない。立法趣旨等も条文に掲げられていないものは無視する。さらに書かれていることにはすべて意味があると仮定する。

⑨[常識律] 定義されていない言葉や概念が使われている場合は、日本語の常識で解釈する。それもできるだけ自然な解釈による。

 

そして本文中で特に強調したのが、99条の憲法遵守義務でした。紙数には限りがあるのですから当然なのですが、書きたいこと、伝えたいことの全てを一冊の書物に詰め込むことはかなり難しい仕事です。その結果、98条の重要性については十分に書き切れなかったことを反省しています。遅まきながら、憲法を「最高法規」として認めている98条を読み直してみましょう。まず条文です。

 

98条 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。

2 日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。

 

結論部分をまとめておくと、この9つの「律」のうちの半分くらいは、98条からの論理的帰結なのです。まさにこの条文の奥深さなのですが、その出発点は、「改竄禁止律」と名付けたルールです。それは九大律の依って立つ土台といった感じのルールなのですが、説明のためには、かなりのスペースが必要ですので、次回に回します。

 [2022/5/11 イライザ]

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2022年5月 4日 (水)

今年も「5・3ヒロシマ憲法集会」が開催されました。

憲法記念日の昨日、広島弁護士会館で午前10時から「2022平和といのちと人権を!5・3ヒロシマ憲法集会」が開催されました。

コロナ禍の今年も、大きな会場での開催は困難と判断し、広島弁護士会館を主会場に、福山、三次、呉、尾道、三原など6カ所にオンライン会場を設け、出来るだけ多くの人に参加していただく努力をしました。

集会は、戦争させないヒロシマ千人委員会の岡本直美さんの司会でスタート。最初に主催者を代表して戦争させない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会共同代表山田延廣弁護士があいさつ。

すぐに講演に移りました。今回の講師は、市民連合@新潟共同代表・新潟国際情報大学教授の佐々木寛(ささき・ひろし)さんでした。

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「今、憲法の平和主義、反核運動が一番の危機を迎えています。」から始まった、佐々木さんの講演は、昨年秋の衆議院選挙で、6選挙区中4選挙区で野党が勝利した新潟での市民連合の取り組みを紹介。そしてし、これから目指すべき社会は「脱原発社会 中央集権・地域分断社会⇒地域分散・ネットワーク社会(自治)」だということを強調され、7月に予定される参議院選挙に向けて、私たちがどう取り組むのかの問題提起がされました。講演の中では、憲法の前文を引用して話されたことが印象的でした。

最後に、下記の集会アピールを全員で確認し憲法集を終了しました。


2022年5・3ヒロシマ憲法集会決議

プーチン・ロシア軍のウクライナ侵略により多くの市民が犠牲になっています。子ども、お年寄り、女性、障がい者たちに向けて砲弾やミサイルが撃ちこまれ、残虐非道な行為や虐殺も伝えられています。核戦争の危機が現実化しているなか、私たちは世界の市民と連帯して、即時停戦と一刻も早い平和の回復を訴えます。

 この惨事に便乗した改憲論が高まっています。改憲派は様々なメディアを使って、憲法九条に対する一斉攻撃を始め、軍事力の拡大を正当化しています。安倍晋三元首相や維新の会などは「台湾海峡の危機」をあおり、「核シェアリング」の議論を持ち出して、「非核三原則」の放棄をもくろんでいます。防衛のために「敵基地攻撃能力」を持とうという主張は、相手国の中枢への攻撃にまでエスカレートしています。

 しかし、いまこそ日本国憲法が指し示す平和構築の道に思いをはせるべきです。憲法前文は冒頭で宣言しています。「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」。

 日本国憲法は、日本が今のロシアのような侵略国であったアジア・太平洋戦争の反省の上に制定されたものです。その根幹である九条をなきものにしようとする改憲派の主張は、再び日本を戦争できる国、侵略する国にしてしまおうというとんでもない策動です。私たちは過去の悲惨な歴史に学ばない改憲の動きに断固反対します。

 改憲派は野党共闘の協働にくさびを打ち込み、維新の会を急先鋒に仕立てて7月の参院選で、改憲発議要件の3分の2議席を獲得しようと全力をあげています。これを許せば次の参院選まで大きな国政選挙がないという「黄金の3年間」に改憲発議と国民投票に進んでいく恐れが濃厚です。

 きょうのヒロシマ憲法集会で私たちは、広範な市民が参加する市民選挙を実践し、野党共闘候補を勝利させている新潟の取り組みを学びました。広島でも集会テーマである「憲法を活かす私たちの選択 市民がつくる新しい社会」の運動をつくっていきましょう。まずは7月参議院選挙において改憲発議をさせない議席を獲得するために奮闘しましょう。ウクライナに平和を回復するために声を上げましょう。核戦争を絶対に起こさせないために世界の市民と連帯して行動しましょう。戦争の原因である貧困、格差や差別のない社会を市民の力でつくっていきましょう。子や孫たちに戦争の危険のない地球を手渡しましょう。

 2022年5月3日

平和といのちと人権を! 5・3ヒロシマ憲法集会参加者一同


広島弁護士会館には、当初予定していた人数を大幅に上回り260人の参加がありました。

いのちとうとし

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2022年5月 3日 (火)

憲法施行75年-今やるべきことは?

今日5月3日、1947年(昭和22年)5月3日に施行された日本憲法は75歳を迎えます。

憲法記念日の今日は、様々な集会や行動が予定されています。私が直接関係するものは、憲法を守る県民会議の中国新聞への意見広告掲載、午前10時から弁護士会館を主会場としオンラインを併用した「2022平和といのちと人権を!5・3ヒロシマ憲法集会」が、開催されます。この集会の様子は、明日紹介します。

5月3日を中心に毎年、「憲法問題」を中心にした世論調査の結果が、報道されます。昨日の中国新聞は、1面、2面、3面を使って共同通信が行った世論調査の結果を報道しています。1面の大見出しは、「9条改正 賛否が拮抗」です。

「9条改正」については、中味を見ると「改正をする必要がある」:50%、「改正する必要はない」:48%となったと報じています。

2月24日にロシア・プーチン大統領による「ウクライナへの軍事侵略」が発生して以降、「平和憲法で国が守れるのか」という声が強まっているかの報道もありましたが、国民は冷静に受け止めていることが、この世論調査の結果では明らかになっています。ただマスコミの世論調査では、これまでもそれぞれの報道機関によって、その結果には大きな開きがありますので、1紙の世論調査結果だけで論じることは、無理がありますが、一つの結果としては尊重されるべきだと思います。

こうした世論調査の結果を見ながら思うことは、国会の動きです。

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衆議院憲法審査会

国会に憲法調査会が設置され始動したのは、2000年1月です。それから、22年が経過しました。憲法調査会が、憲法審査会に改組されたには、2007年(平成19年)8月ですから、約15年が経過したことになります。

私も一時期、衆議院憲法調査会の委員としてこの論議に直接参加してきたことがありますが、いまもなおぬぐい去りがたい思いがあります。それは、憲法改正を求める人たちは、「憲法と現実がかい離しているのだから、憲法改正が必要だ」という主張を繰り返します。しかし、「憲法と現実が乖離しているとしたらなぜそうなったのか」についての論議が全く深まっていないことです。

その最も象徴的な事例が、「憲法9条」と現実の乖離です。例えば、安倍政権による「集団的自衛権」の憲法解釈の変更もそれを端的に示す事例だと思います。

そして「かい離」だけを声高に強調するのではなく、「憲法」が、この75年間に果たしてきた役割こそきちんと評価されるべきです。残念ながら、憲法調査会発足以来、国会はその役割を果たしてはいません。

憲法記念日を迎えた今日、私は改めてこのことを問いたいと思います。戦後憲法が果たしてきた役割と「なぜ憲法と現実のかい離が起きてしまったのか」をきちんとした総括がなければ、仮に憲法を改正したとしても政府や多党による一方的な憲法解釈によって、憲法が捻じ曲げられていく危険性は、排除できないのではないでしょうか。

国会議員は、憲法改正を求める前に、そのことをこそ真剣に論議してほしいと強く思います。

いのちとうとし

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2022年4月 8日 (金)

5月3日「憲法記念日」新聞意見広告にご協力を!

5月3日、日本国憲法は施行75周年を迎えます。

憲法を守る広島県民会議や広島県平和運動センターなどが中心になって取り組んできた「憲法記念日」の5月3日の中国新聞に意見広告を掲載する呼びかけが、今年も行われています。

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「輝け9条!活かそう憲法!」

ロシア・プーチン大統領によるウクライナへの軍事侵略によって、多くの市民の命が奪われ、国を追われています。

今年の憲法記念日は、施行75周年の節目の年というだけでなく、「戦争をしない」「戦争をさせない」ということが、いかに大切なことなのかを改めて私たちに考えさせています。

日本国憲法は、第二次世界大戦の悲惨な戦争体験から「もう二度と戦争はしない」という平和への強い意志を込めて誕生しました。

しかし、昨年の衆議院選挙の結果、憲法を改悪しようとする流れが作られようとしています。そしてプーチンのウクライナへの軍事侵略を受け、「核共有論」や外国の軍事基地に対する「敵基地攻撃能力」の保有を始め、軍備の増強が声高に主張され、「戦争する国」づくりへの危険な動きが、強まっています。

この流れを止めるためにも「平和が大切」という市民の声を大きく上げることが大切です。

憲法を守り活かし、市民のいのちと暮らし、子どもたちの明日を守る日本をめざして、声を合わせて平和憲法の大切さを訴えるため、憲法記念日の中国新聞に下記の要領で意見広告するための協力を呼び掛けています。


申込先 憲法を守る広島県民会議

    電話 082-942-2768

    FAX 082-942-2026

締切日 4月22日(金)

賛同金 個人一口 1,000円

振込口座 郵便局 01300-6-16060

一人でも多くの皆さんのご協力を呼びかけます。

いのちとうとし

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2022年4月 4日 (月)

4月の「3の日行動」‐広島

「戦争させない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会」は、日曜日の昨日午後1時から本通電停前で、4月の「3の日行動」を行いました。

広島県内で新型コロナ対応の「まん延防止等重点措置」が解除された初めての「3の日行動」となりました。一月前とは、ずいぶん人の流れが多くなっています。

今月の「3の日行動」は、プーチンによるウクライナへの軍事侵攻に抗議し、直ちに停戦を求める声を上げようということでしたので、「ウクライナに平和を!」「プーチンは、侵略やめよ!」の2枚の横断幕が準備されました。

参加者一人ひとりが掲げるプラスターには、「核戦争するな 原発襲うな」「核兵器共有断固反対」「今こそ9条 平和な世界を」「ウクライナに平和を」「ロシアは国連憲章を守れ」などのアピールが書かれていました。

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マイクを握ったのは6人です。私もその一人として訴えました。

もちろん一番に訴えたことは、プーチンの侵略戦争に抗議し、「直ちに戦闘行動を中止せよ」そして「ウクライナの人々に人道支援を急ごう」ということでしたが、それと共に「戦争や武力行使が行われれば、一番の犠牲になるのは、守られるべき市民の命や暮らし。テレビに毎日流れる映像を見れば、それは明らだ」ということを訴えました。さらに「日本の国内でもこの機とばかりに『核兵器共有論』や『軍備増強論』が声高に叫ばれているが、本当に武力によって国民を守ることができないということをこの事態の中から学ばなければならない」ことを強調しました。

そして「戦争が始まるのは、結局のところ政治の失敗だということ。真に国民の命を守ろうというのであれ、軍備を増強する事ではなく、戦争や軍事行動が起こさせないために徹底した外交の努力が必要だ。それこそ、平和憲法の精神だ。もし日本が戦争に巻き込まれた時を想像してほしい」と訴えました。

もちろん、喫緊の課題は「ウクライナに平和を」もたらすことであり、犠牲を強いられているウクライナ市民への支援を強化することですので、そのことは最後に改めて強調しました。しかし、この事態の中で、どうしても考えざるを得ないのは「今の事態をどう考え、なぜプーチンの暴挙を阻止できなかったのか、本当にこの事態に至るまでに止める道はなかったのか」ということを思うからです。

私が、一番に訴えたかったことは、そのことです。

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昨日の「3の日行動」には、50人の参加がありましたが、その中には若い女性たち姿があり勇気づけられました。

いのちとうとし

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2022年3月23日 (水)

三原の3月「19の日行動」

三原の藤本講治さんから、以三原での「19の日行動」の報告が写真と共に届きましたので、全文紹介します。


戦争をさせない三原市民行動の定例「19日行動」は、319日(土)1330分から三原駅前に18人が参加して、「戦争NO!」「STOP THE WAR」などのプラカードを掲げて街宣活動を行いました。

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街頭では、6人がマイクをもってロシア軍による軍事侵攻や原発攻撃、核兵器による威嚇に対して抗議の意思を示し、「軍事対軍事の対決」ではなく憲法9条を生かした平和外交の努力が必要であると訴えました。

1945年生まれの岡﨑敏彦さんは、①戦争とは殺すか殺されるか。戦争は兵隊と兵隊がやるだけではない。小さい子どもからお年寄りまで無差別に攻撃される。これが戦争の実態である。ウクライナの状況を見ているといつ戦時中の状況がやってくるかもしれない。決して遠い国の戦禍の話しではない。

②今、憲法を変えようとする動きがある中、ロシアの軍事侵攻がきっかけになって憲法改正の動きが加速することに危惧している。先の世界大戦で悲惨な体験の反省から、もう二度と戦争はしてはいけない。人を大切にし、平和に生きる権利を世界で唯一、声高らかに謳ったのが日本国憲法です。大変すばらしいことである。

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③憲法前文には「絶対平和の国づくりを行う」と書いてある。被爆地広島出身の岸田首相には、憲法の精神をしっかり発揮してもらいたい。戦争を一日も早く止めて、世界平和が実現できるよう力を発揮していただきたい。それをやるかやらないかは私たちが日々しっかりと総理大臣の言動を監視し、いけないことはNO!と言うことが必要だと思う。

④最後に「良い戦争はありません。悪い平和もありません。私たちは、戦争と平和を考え、安心して暮らせる日本の国づくりのためにがんばり合いたいと思います」とスピーチを行ないました。

私たちは、先のアジア・太平洋戦争で多くの人命を失いました。その無謀な戦争の反省から「もう二度と戦争はしない」と誓いました。戦後76年間、日本は戦争をしないで平和を守ってきました。武力では平和を守られません。戦争をしないという私たちの決意である憲法9条を守り、憲法改悪を許さない運動を進めていかなければなりません。私たちが今できることは、地域や職場から戦争反対の声を上げていくことです。戦争をさせない三原市民行動は、これからも毎月の「19日行動」を継続していきます。


 

藤本さんありがとうございました。行動を継続しておれている三原のみなさんに敬意を表します。

いのちとうとし

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