ハトの巣撤去
25年以上住んでいて初めてのことですが、私が住むマンションにハトが巣を作りました。
6月の中旬に、たまたまエレベーターで一緒になった居住者から「階段の一番上にハトが巣を作っているので、撤去して欲しいと管理会社に伝えたのですが、『卵があるうちは撤去できない』と返事があったきり、連絡がないのですが、どうなっているんですかね」と相談を受けました。
確かに今年5月頃から、私が住む6階でも、ハトが階段まで入り込んでいるのを何度も見かけるようになっていました。すぐに管理会社に電話を入れました。
「連絡を受け、業者に相談したのですが、『ハトの卵は、法律で撤去できないので、撤去するとしてもハトが巣立った後からしか出来ません』と言うことでしたので、ハトが巣立つのを待っているんですよ」との説明です。「分かりました。最初の通報された方に、その点をきちんと伝えてください」
まさかハトが巣を作っているとは思いませんでしたので、現場(私の住むマンションは、10階建てで、10階から屋上につながる階段に巣があった)に行って見ました。10階から上の階段は、ハトの糞が一面に広がっています。
すでに乾いていましたので、階段を上がってみました。巣立ちしたのでしょうか、巣だけが残っていました。
ところで話に出てきた「法律」は、何となく「鳥獣保護法」のような気がしましたので、調べてみました。正式な法律名は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」で、その第8条に「鳥獣の捕獲等及び鳥類の卵の採取等の禁止」として次のような条文があります。「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。(以下略)」
さらに見ると、この法律は2002年(14ねん)に全面改正されたとあります。「エッ」です。2002年は、私は衆議院の環境委員会に所属しており、この法案の改正審議に参加していました。この時は、動物保護団体の人たちからの陳情を何度も受けましたので、それに関わった質問をしたことは思い出しますが、「ハトの卵をとってはならない」などという条文があることは、当時ほとんど念頭にはありませんでした。
話をハトの巣に戻します。
ハトが巣立ったことが確認され、ようやく昨日業者によってハトの巣の撤去作業と清掃が行なわれました。
撤去されて巣です。巣は二つあったようです。
清掃作業が進みます。
「この作業は午後2時過ぎまでかかります」とのこと。
午後2時前に現場に行ってみるとすでに作業は終了しており、きれいになっていました。
ハトの巣があった場所には、再びハトが巣を作らないようにいうのでしょう、針のようなものが敷き詰められていました。
これで抜本対策というわけにはいきません。業者の話では、ハトは、一年間に何度も卵を産む(年4回とも年6回とも言われる)ため、一度巣が作った場所にまた巣を作る可能性があるので、階段の入り口に網を張るなどして,ハトが入り込まないように対策が必要だということでした。
今回の巣の撤去、清掃でなんとかきれいになりましたが、巣を作らせないための抜本的対策が必要のようです。
いのちとうとし
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