三原地区の5月の「19日行動)」
戦争をさせない三原市民行動は、5月19日(月)17時30分から三原駅前において定例「19日行動」を実施しました。
街頭では15人が「沖縄をふたたび戦場にさせない!」、「自民党政権に終止符を!」などのプラカードを掲げてスタンディング。マイクを持った5人の弁士は、石破内閣の農林水産大臣や自民党参議院議員の国民を愚弄し、侵略戦争の歴史を歪曲化する発言に対して怒りを発していきました。
▲政平市議会議員は、「自民党の江藤農林大臣の発言は、米価高騰で苦しむ国民の生活について一切考慮に入れない発言である。戦争が起きるのもこういう発言が積み重ねられて市民の生活・安全・人権が無視される。まさに同じ構図である。石破内閣は末期的な症状であるが残念ながらそれを助ける政党もある。今の我が国は戦争に反対する政党は少ない。私たちは、戦争はダメなんだということをはっきりと明確に訴える市民活動を行っている」。
▲寺田市議会議員は、「5月3日、78回目の『憲法記念日』でした。改めて憲法とはなんぞやということを憲法集会に参加して学習を深めてきた。憲法9条を掲げて戦後80年、日本は自衛隊員一人も犠牲者を出さずに今日まできた。米国トランプ大統領が就任して世界の国々は戦々恐々である。私たちは憲法9条のもとで世界から紛争や戦争をなくしていく。日本は世界のリーダーとして発揮すべきですが、アメリカ追従の日本の無様な姿勢が問われている。7月の参議院選挙は日本の大きな変わり目になる。気を引き締めて憲法を変えない、憲法を暮らしに活かす社会にしていきましょう」。
▲M町の中西さんは、「5月15日、沖縄は日本に復帰して53年になりました。沖縄県民の願いは基地のない平和で豊かな沖縄でした。悲惨な地上戦を経験し、戦争が終わっても27年もアメリカの統治の下におかれていた。基地のない平和な島は沖縄県民の切実な願いでありました。しかし沖縄は、今も米軍基地の7割が押し付けられている異常な状態が続いている。さらに米兵による犯罪の横行や沖縄・南西諸島へのミサイル配備など自衛隊の増強がされている。こうした県民の不安に油を注ぐ自民党西田参議院議員の『ひめゆりの塔』の展示内容の歴史の書き換え発言は、許しがたい問題である。沖縄県民の戦いに連帯して軍備拡大の動きにストップをかけるために頑張っていきましょう」。
沖縄平和行進に参加した藤本さんが写したひめゆりの塔です。
▲M町の岡﨑さんは、今年はいろんな点から憲法や戦争について振り返る年だと思っている。最近、当時の社会党石橋委員長の時に訴えられた『非武装中立論』について考えさせられた。非武装中立論の考え方は、憲法の状態は今、違憲状態である。しかし自衛隊は、国会で憲法で定められている手続きによって法律として成立している。今、私たちがやるべきことは非武装中立論をちゃんと運動の柱に立てて、具体的にどう取り組んでいくのか。自公改憲派の土俵に乗せられている運動にしかならないのではないかと平和活動家が厳しく言われていた。専守防衛は今、吹き飛んでいる。専守防衛の言葉の中からも改憲は土俵に乗せられた言葉ではないでしょうか」。
▲最後に戦争をさせない三原市民行動共同代表H町の冨中さんから、「教育の中でも戦争のできる国へと変えていこうとする動きが強まっている。今日まで80年、平和を守ってきた。平和な日本を私たちの子どもや孫たちに手渡していくために頑張って、憲法改悪、戦争できる国へと進める勢力と民主主義を守るために頑張っていく責任がある。今後も街頭で訴えて皆さんと一緒に平和を願う、平和な三原市を守っていきましょう」と訴えて街頭行動を終了しました。
藤本講治
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