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2025年3月 3日 (月)

映画「GAMA月桃の花」上映と海勢頭豊ミニコンサート

映画「GAMA月桃の花」上映と海勢頭豊ミニコンサートが、昨日、午後1時からと午後430分からの二部構成で、広島YMCA国際文化ホールで開催されました。

1月22日に実施した「核兵器禁止条約発効4周年キャンドルメッセージ」に三線の演奏で参加してくれた関さんから「ぜひ来て下さい」と誘われていましたので、午後1時からの1部に参加しました。私が会場に着いたのは、開演10分前ぐらいでしたが、会場はすでに満席状態で、空いた席を探すのが一苦労でした。もちろん開演時には、満席となりました。

今回の企画がなぜこの時期になったのか、チラシには次のように書かれています。

「どうして623日(沖縄戦終結)ではなく3月に上映会をするのか?私たちはこう考えます。1945年3月は米軍が慶良間諸島に上陸しました。この時点で日本軍が戦争を終結していれば20万人が亡くなった沖縄戦も、広島、長崎への原爆投下も防げたはずです。紛争が世界に広がる今こそ、戦後80年を迎えて『戦争を食い止める勇気』も私たちの中に育てたいものです。」

最初は、映画の主題歌「月桃」の作者海勢頭豊さんとヴォーカルの島田みちこさん、海勢頭さんの娘さんでヴァイオリン奏者の海勢頭愛さんによるコンサートです。

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海勢頭豊さんのコンサートを聴くのは、何年前だったか記憶をたどれないほど、ほんとうにほんとうに久しぶりです。海勢頭さんは1943年生まれですから、私とは5歳違いです。すでに80歳を超えていますが、以前に聞いた声を思い出させる声量でした。ヴァイオリンの演奏が入ると、全くちがう雰囲気のコンサートになりました。

「船送り~恩納みやらび」から始まり、「あヽ対馬丸」、「浜昼顔」、「コザキチ・ロック」、「トラジの花」と続きます。いずれもきいたことのある曲です。会場から手拍子が起こり、一体となる雰囲気は、以前と同じです。

最後の歌「月桃」は、参加者と声を合わせての演奏です。

       月桃ゆれて 花咲けば夏のたよりは南風

   緑は萌える うりずんのふるさとの夏

    (略)

   香れよ香れ 月桃の花永久(とわ)に咲く身の 花心

   変わらぬ命 変わらぬ心 ふるさとの夏 ふるさとの夏

私も以前はよく口ずさんだことのある曲ですので、声を合わせて歌いました。会場が一体となって盛り上がります。

海勢頭さんも、広島での演奏会は久しぶりということで、話したいことがたくさんあったようですが、時間が限られており、歌と歌の間の語りは、ほとんどなかったのが残念でした。海勢頭さんの「日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことがほんとうの嬉しかったです」のメッセージでコンサートは終了しました。

続いて今回のメインの映画「GAMA月桃の花」上映です。

この映画も久しぶりに見ました。沖縄平和記念公園に「平和の礎」が建立された1995年の翌年に制作された「GAMA月桃の花」。戦争とは何か、軍隊は市民を守らない、「命どぅ宝」、今も変わらぬ価値を持つこの映画が、この年に広島で上映されたことの意味を考えながら、以前見たときとは違う思いで見ることができました。

やはり80年という節目の年だからでしょうか。

いのちとうとし

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