ノーベル平和賞メダルー広島県被団協代表者会議
14日午後1時から、平和ビル5階大会議室で広島県被団協の新春代表者会議が開催されました。
広島県原水禁も毎年招待を受けますので、今年も私が出席しあいさつをしました。
代表者会議は、熊田哲治事務局長の司会で始まり、最初に原爆で犠牲となった人たちへの黙祷を行い、箕牧智之理事長が「ノーベル平和賞の受賞は、1956年以来、核兵器廃絶を訴えてきたことが、認められたもの。受賞した時、森滝先生をはじめ伊藤サカエさんなど先人たちの苦労を思い出しました。奇数月の22日には、核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名行動を行っていますが、今後も粘り強く続けていきます。私は、1月に石破首相と面談した時、何度も核兵器禁止条約の署名批准、最低でも締約国会議への参加を求めましたが、全く返事がありませんでした。被爆国日本政府がそんな態度でよいのかと強く感じました。被爆80年のことし、核兵器の廃絶と戦争反対を訴え続けていこうではありませんか」と呼びかけました。
その後私と県生協連の岡村信秀会長が、来賓あいさつ。次に、ノーベル平和賞授賞式に日本被団協代表委員として参加した箕牧理事長と日本被団協代表理事として参加した田中聰司県被団協理事の二人が、ノーベル平和賞授賞式参加報告がありました。田中さんの報告の冒頭、被団協結成の中心メンバーお二人(森滝市郎先生、藤居平一さん)の写真を持参した式典に臨んだことが報告されたことが、印象的でした。その報告を聞きながら思い出したのは、在ブラジル被爆者として参加された渡辺淳子さんが、昨年8月100歳で生涯を閉じられて森田隆さんの遺影を式典会場で手にしておられてことです。
二人の報告の後、若干の意見交換があり、その後、冒頭のあいさつで箕牧さんが触れられたノーベル平和賞授賞式で授与されたメダルと賞状が披露されました。箕牧さんの最初のあいさつで、「後で披露します」ということでしたので、私も会場の後ろの方で最後まで参加させていただきました。
メダルには、アルフレッド・ノーベルの横顔の肖像が彫られています。実物は、18金製で重さ196グラムだそうです。
メダルと賞状は、いずれもノーベル委員会が作成したレプリカです。日本被団協が三つ受け取り、そのうちの一つが、「この代表者会議で披露したい」との要望で当日の午前中に届いたとのことです。
スマホのカメラを向けた皆さんの顔がほころんでいたのが印象的でした。
披露された二つのレプリカは、広島で保管されることになるようですので、いずれ一般公開されると思います。
余談ですが、実物は、貸金庫で保管されているとのことです。
いのちとうとし
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