「戦争ホウキと折り鶴」-旧日本銀行広島支店
旧日本銀行広島支店の前に掲示された「催しの開催案内」に「17日から19日 戦争ホウキと折り鶴」と書かれていましたので、17日の午後会場を訪れました。
以前私に「戦争ホウキ」を手渡してくれた山口誠治さんがやっているのだろうと会場に入ると山口さんの姿は見えませんでしたが、入り口右側にある第一応接室に旧知で現在は北海道に住んでいる墨アート作家の月下美紀さんの姿が見えました。
先ずは展示会場となっている一般事務室に足を運びました。入って右側に写真パネルが展示されています。
この写真は、アメリカ軍の従軍カメラマンとして戦後すぐに占領軍の一員として最初佐世保に上陸し,その後広島、長崎などを訪れたジョー・オダネルが写したものです。そういえば、「催し開催案内」には、サブタイトルとして「ジョ-・オダネル写真展示」と書いてありました。展示されている写真は、有名な「焼き場に立つ少年」など、25枚が展示されています。
貴重な写真ですので、これを見るだけでも会場を訪れる価値があると思います。
この写真パネルの左側フロアーに月下さんの作品が、展示されています。
白く見えるのは、紙に描かれています。手前から右にかけて黄土色の四角な作品が並んでいます。この作品には、短い足のようなものが付いており、手で回すことができるようになっています。後で月下さんに教えていただいたのですが、「禅ではないけれど、自分で自由に動かしながら、その流れの中から何かを感じて欲しいとの思いで作った作品」とのことでした。
一般事務室の展示を見終えて、第一応接室に行くと,外に出ていた山口誠治さんが帰っていました。
山口さんが座っている前には、私がもらったのと同じような袋詰めされ完成した「戦争ホウキ」があります。同じ箱の中には、袋詰めを待つホウキが沢山並んでいます。
このホウキは、月下さんがかつて住んでいたことのある沖縄の知人が,作って送ってくれたそうです。その他にもホウキの原材料となるような植物が送られてきているようです。
私がこの部屋に入った時、月下さんが,少し前に来館した人からいただいたという折り鶴とそれを入れる箱を使ったモニュメントを作ろうと作業をしていました。
この折り鶴と箱、折った時きちんと絵柄が出るように計算してデザインされたもののようです。
私が訪れたのは、初日17日の午後1時過ぎで,作業の途中でしたが、私が帰った後、そんなに時間をおかずに完成したと思いますので、今は完成して展示されていると思います。どんな形に作られているか楽しみですので、もう一度訪れようと思っています。
なお会期は3日間という短い会期ですので、今日19日午後5時までで終わります。
いのちとうとし
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