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2024年12月27日 (金)

ノーベル平和賞受賞記念展示

25日から原爆資料館1階出口手前のロビーで、広島市と広島平和文化センターが主催する日本被団協のノーベル平和賞受賞を記念した展示会がスタートしました。

25日昼過ぎ、平和会館を訪れた時、広島県被団協熊田事務局長から教えていただきましたので、早速会場に行ってきました。展示のタイトルは「日本被団協ノーベル平和賞受賞記念パネル展 被爆者-核なき世界を目指して」です。

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8枚の写真パネルを中心にした展示です。

写真パネルのほとんどは、これまでに見たことのあるものでしたが、1枚だけはじめてみる写真がありました。

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広島県被団協が結成される(1956年5月27日)以前の1952年8月10日に,援護と原爆反対を求めて組織された誕生した「原爆被害者の会」の活動の様子を映した写真です。この会は、原爆被害者の証言を集めた「原爆に生きてー原爆被害者の手記」を発刊しています。写真に写っている「壁新聞」を読むと、翌53年の8月6日に向け、「原爆に生きて」を販売しながら、支援を呼びかけている風景です。

この「原爆に生きて」は、ずっと以前に東京の古本屋で見つけて購入しましたので、今私の手元にあります。

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発行者は、原爆被害者の手記編集委員会で、発行日は1953年6月25日です。短期間に手記が集められ発行されたことがわかります。定価は280円です。27名の手記が掲載されており、その中には日詰忍さんの名前もあります。

この本の紹介は改めてしたいと思います。

写真パネルの他に「被爆者のメッセージ」を記した色紙(複製)が展示されています。

この色紙は、2002年に広島県被団協が県内の会員に肉筆で「一言」書き残そうと呼びかけて集められたものです。約1万人分のメッセージが記された579枚の色紙が集まり、その後国立原爆死没者追悼平和祈念館に寄贈され保管されています。ここにはその一部(目に見えるのは4枚)が、展示されていました。

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4枚の内3枚は、広島市原爆被害者の会のみなさんが書かれた色紙です。

坪井直さんの「感情の世界だけでは戦争は避けられない 理性の力から世界が確かとなる」は、キャプションがついています。

その他にも懐かしい名前、今も元気でがんばっている人の名前が並んでいます。下畠順三さん、沼田鈴子さん、佐々木愛子さん、豊永恵三郎さん、平川林木さん、恩地恵美子さん、室田秀子さん、柳川良子さん。森滝春子さんの名前もあります。

残る1枚は、三良坂町原爆被害者の会の色紙で、真ん中の最上段に広島県被団協の3代目理事長だった藤川一人さんの名前があります。藤川さんは、この一言メッセージの取り組みが実施された時期の理事長です。藤川さんは、東京に来られた時、国会議員会館の私の部屋をいつも訪れていただきましたので、強く印象に残っているお一人です。その意味でも懐かしい名前です。

私が訪れた翌日の中国新聞によれば、地下1階の情報資料室には、日本被団協ニュースや被爆体験記が展示されているようですので、改めて出かけたいと思っています。

この展示は、来年の8月31日まで実施されるそうです。

いのちとうとし

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