中国電力島根原発2号機再稼働に抗議する慰霊碑前座り込み
広島県原水禁と広島県平和運動センターは、8日午後0時30分から30分間、多くの市民の反対の声を無視し、7日に強行した中国電力島根原発2号機の再稼働に抗議する座り込みを慰霊碑まで行ないました。
参加者は、42人でした。
座り込みの最後に最後の以下の抗議文を全員で確認し、政府、中国電力に送付しました。
中国電力島根原発2号機の再稼働に抗議し、原発に依存しないエネルギー政策を求めるアピール
中国電力は12月7日、多くの国民の声を聞き入れることなく島根原発2号機を再稼働させました。
この原発は、事故を起こした福島原発と同型の沸騰水型原子炉(BWR)で、この型の再稼働は福島原発事故後10月の女川原発に続く2基目となります。福島原発事故の原因も未だ明確になっていない中、そして福島の「原子力緊急事態宣言」も解除されておらず、廃炉作業も遅々として進んでいないなか、次々と進められる再稼働を容認することはできません。
とりわけ、本年1月1日に発生した能登半島地震では、北陸電力志賀原発で数々の「想定外」起きました。原発内での変圧器の故障、原発周辺のモニタリングポストの故障、そして地震による道路やライフライン等の寸断。島根半島の地形も能登半島と同様に避難路が限られており、現状の避難計画に全く実効性がないことは明らかです。
さらには、核廃棄物処理を含めた「核燃料サイクル」が破綻し、廃棄物の処理もできない中での再稼働には一片の合理性も見いだすことはできません。
2011年3月11日、国民の大多数は、決して忘れることのできない東京電力福島第一原発の過酷事故を経験し、改めて、原発に依存しない社会の実現を決意したはずです。
今求められているのは、危険な原発への回帰ではなく、再生可能エネルギーのさらなる開発など、原発に頼らないエネルギー政策の推進です。
福島の被害者の思いを忘れてはなりません。
核と人類は共存できません!
私たちは、島根原発2号機の再稼働に強く抗議するとともに、即時運転の中止を求めます。
2024年12月8日
「中国電力島根原発2号機再稼働抗議・慰霊碑前座り込み行動」参加者一同
いのちとうとし
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