高校生が描いたヒロシマ「原爆の絵画展」
広島国際会議場地下2階サクラで開催されている「聞き、描く。共に、描く。高校生が描いたヒロシマ『原爆の絵画展』」に行ってきました。
広島市立基町高校普通科創造表現コースの生徒が、2007年から毎年、被爆体験証言者とともに原爆被害の実相を後世に伝えるために取り組んできた作品は、207点となっているそうです。
今年夏にも開催され、その時も見に来ていますが、日本被団協のノーベル平和賞受賞のニュースの中で、箕牧智之さんのインタビューの時に何度か基町高校生が描いた画が写っていましたので、もう一度見てみたいとの思いもあって、会場を訪れました。
今回の展示は、今年完成した作品とこれまでに制作された作品の中から,逝去された証言者の絵が展示されていましたので、残念ながら箕牧さんの証言をもとにした絵は展示されていませんでした。
しかし、全部で42枚展示された「原爆の絵」は、いずれも当時の状況を再現しようという思いが伝わる作品でした。
会場を入ると最初に、今年完成した作品が並んでいます。
タイトルは「突然降り始めた『黒い雨』にはしゃぐ子どもたちーそれが放射性物質を含んだ危険な雨とも知らずに」です。
ここにその作品を紹介しようと思って写真を撮ったのですが、額のガラスに私の姿があまりにもはっきりと映り込んでしまいましたので,紹介を断念します。
亡くなった被爆者の中には、李鐘根さん、松原美代子さん、兒玉光男さん,中西巌さん、岡田恵美子さん。・・・何人も私のよく知った人の名前がありました。
絵画に添付された「描いた場面の説明」「生徒のコメント」そして「被爆体験者のコメント」じっくりと読むことによってより描かれた情景に思いをはせることができます。
高校生のよって描かれた「原爆の絵」は、これまでの被爆者の証言活動の大きな力になったと思いますが、これからも被爆の実相を伝えるための役割を果たし続けてくれるに違いありません。
すでに12月中旬になっていますが、会場を出ると寒空の中でしたが、今日も修学力生の姿がありました。同じ高校生、時間があれば「原爆の絵画展の会場にも行ってほしいと強く思いました。
会期は、24日(最終日のみ16時、それ以外は17時まで開場)までです。一人でも多く開場に足を運んで欲しい絵画展です。
いのちとうとし
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