初日に行きました「紙屋町シャレオ古本まつり」
先週の土曜日9日から、「第33回紙屋町シャレオ古本まつり」が、始まりました。5月に続く今年2回目の開催です。
出店する店は、広島県内だけでなく岡山、山口、兵庫、福岡などから11店舗が参加しています。5月は9店舗でしたので2店舗増え、100台のワゴンが並んでします。
これまで数回参加がなかった岩書房が久しぶりに出店されるということですので、初日のオープン時間10時に会場に行きました。
と言うのも岩書房のワゴンでは、これまで郷土史関係の珍しい本を何度か見つけることができたからです。他店のワゴンには目もくれず、岩書房のコーナーをめざしました。
目をこらして棚をみていきましたが、なかなかこれはという本を見つけることができません。結局岩書房の棚では2冊購入しました。
1冊は、前々から探していた「証言 原爆納骨安置所と佐伯敏子さん」です。この本は、中川幹朗が中心となって活動するヒロシマ・フィールドワーク実行委員会が、2004年に発行した一冊です。ヒロシマ・フィールドワーク実行委員会は、これまでに何冊も「証言」集を発刊しています。私が所持するのは7冊で、初期の発行と思われる数冊はなかなか見つけることができないでいました。「証言 原爆納骨安置所と佐伯敏子さん」は、その一冊です。この内容は2022年8月6日に発行された「原爆納骨安置所を守り続けて 佐伯敏子の証言」に収録されていますが、私の性でしょうか、やはり全冊そろえたいとの思いがありますので、購入することにしました。
もう一冊は、広島花幻忌の会発行の「雲雀第6号」です。この号は、「原民喜生誕100周年祭記念号」となっています。最近と言っても数年前からですが、原民喜に関わることを調べる機会が増えましたので、せっかく目についたのだからと購入することにしました。私に原民喜のことをいろいろと教えてくれる竹原陽子さんの「遺構『心眼の国』と『永遠のみどり』」も掲載されています。
岩書房の棚を見終えた後は、他の店の郷土史関係の棚をめぐりました。
一冊気になる本が目に入りました。「修道学園史」です。と言うのも、私の原水禁運動の関わりの中でも大きな影響を受けることになった近藤幸四郎さんが、被爆時に通っていた学校が旧制修道中学だからです。本を開くと約40ページにわたって「動員・被爆」について書かれています。「修道中学校職員生徒慰霊碑」は、近いうちに訪れたいと思っている慰霊碑ですので、その前に被爆状況を調べておきたいと思いましたので、躊躇なく購入しました。定価は1000円でした。
その他にも何冊か購入したいなと思う本もありましたが、思ったより高い値段がついていますので、断念しました。
最近本離れが言われていますが、意外と若い人の姿(この写真には写っていませんが)も見ることのできる会場の風景でした。会期は、17日までです。新しい本も追加されます(と言っても郷土史関係の追加はほとんどない)ので、初日は、郷土史関係の書棚だけ見て回りましたので、他の棚をみるために何度か足を運びたいと思っています。
いのちとうとし
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