マンホールの蓋―余話
お好み焼きをデザインしたマンホールの蓋のはなしの余話です。
ネットで検索していると「食べタインジャー」のホームページの「広島県のご当地お好み焼きを描いた11のデザインマンホールが誕生!」がヒットしました。
私が中央通りでみたお好み焼きをデザインしたマンホールのスタートは、オタフクソースが100周年記念の施策の一つとして企画したもので、県内の市町に参画を募ったところ10市町が賛同し、11枚のデザインがつくられました。
このマンホールふたは、友鉄工業株式会社が制作し、2023年7月に披露され、オタフクソースが各市町に寄贈したようです。
ちょっと疑問に思うのは、10市町が賛同したのになぜ11枚なのかですが、よく見ると尾道市だけ「尾道焼」と「因島村上海賊焼」の2種類のデザインがあります。
私が、先日が中央通りでみたのは、9枚だけでしたが、尾道市の2枚を見落としていました。改めて中央通りに行き、私が最後にみた「三原焼」からさらに南に行くと「尾道焼」があります。そして最後の1枚となる「因島村上海賊焼き」は、中央通りからお好み村に入るドンキホーテの店の前にありました。
「三原」のマンホールを見つけた後、さらに南の方をみたのですが、「尾道」のマンホールまで少し距離があったため、見過ごしてしまったようですが、これで11枚揃いました。
「食べタインジャー」のホームページを見て判明したことが二つあります。
一つは、「ふわふわ納豆焼き」と書かれたマンホールは、熊野町のものだったことです。左下に「くまの」の文字が刻まれています。
二つは、私が見た中央通りのマンホールには,左下の地名が全て(当たり前のことですが)「HIROSHIMA」となっていますが、それぞれの自治体に設置された蓋は、ひらがなの地名が刻まれています。例えば「府中」は。
ネットでこのことを知ったとき、文字の部分だけといって変更するには広島以外の10枚の原型を変えることになるので全部かけたのだろうか、と思ってのですが、中央通りの蓋をよくよく見ると、鉄の蓋の上にビニール状のものに印刷し、それを既存の蓋に貼ってあることがわかりました。「そうなんだ」と納得です。
それはそれとして、さらにネット情報を読むと、一枚一枚それぞれのお好み焼きの特徴を出すとともに、地域のキャラクターや町の風景、そしてヘラには「市町村章」が描かれているとのことです。
私が見たとき、地域のキャラクターや風景の違いはわかったのですが、ヘラに「市町村章」が刻まれていることには、気がつきませんでした。
それぞれの蓋のデザインの特徴は、ぜひお好み焼きマンホール、広島県内11か所に「ご当地お好み焼き」デザインで!で見て欲しいと思います。これを読むと1枚1枚のデザインへの思いが伝わります。
また蓋を見たとき、色が豊富だなと思ったのですが、制作者の友鉄工業によれば「平均で18色、一番多かったもので21色を使い、合計で60色近くを使用した」ということですので、その苦労がわかります。
もし、「食べタインジャー」のホームページにたどり着かなければ、9枚だけ見つけて終わりになったと思います。
中央通りに並ぶマンホールの蓋は、鋳物の蓋ではありませんでしたが、ちょっとだけ楽しみな時間を過ごしました。
いのちとうとし
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