久しぶりの参加です。「VIGIL FOR GAZA(ビジルフォーガザ)」
昨年10月7日から始まったイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの軍事侵攻から、もうすぐ10ヶ月が経とうとしています。
8月31日付の中国新聞は、ガザ保健当局の発表として、イスラエルによる戦闘開始以降のガザ側の死者は、4万602人だと報じています。また同じ紙面で、9月1日から3日間、ガザで確認されたポリオ(小児まひ)の感染拡大防止のための予防接種を実施するため、感染症対策を目的とした戦闘休止に合意したと言われます。これを機に、停戦実現に向けた話し合いが、進むことを願わずにはいられません。
原爆ドーム前では、「広島パレスチナともしび連帯共同体」の呼びかけで、軍事侵攻開始直後の10月13日から連日スタンディングによる「VIGIL FOR GAZA(ビジルフォーガザ)」の行動が続いています。ビジルとは通夜、追悼を意味する言葉です。
私もこれまでに何度か参加してきましたが、8月は一度も参加できていません。9月に入った昨日、本当に久しぶりに原爆ドーム前に足を運びました。
私が、今回参加するきっかけとなったのは、先月30日に行なった「大邱の『いのち、平和機構団』の平和ツアー」との交流です。
この平和ツアーのメンバーは、大邱でも最近「パレスチナ平和のための大邱慶北緊急行動」が発足し、現在27団体が所属し、断続的な集会や毎日1人デモを行っているということで、
私との交流の場にも、全員が「EXISTENCE IS RESISTANCE」(存在・生存は抵抗である)の文字とパレスチナの地図が描かれたTシャツで着て参加し、夕方には原爆ドーム前の市民の行動に参加するとのことでした。
私の話が終わった後、メンバーから赤いTシャツ一枚がプレゼントされましたので、そのTシャツを着て参加しなければと思い、月初めの昨日参加しました。
午後6時に原爆ドーム前に行くと、すでに8人が集まり、スタンディングの行動が始まっていました。
最終的には、昨日の参加者は、11人でした。私も50分ほどその中に加わりました。
私が、なぜこのTシャツを着ているのかを説明すると、参加者の一人が「30日に大邱の皆さんが一緒に参加し、準備してきた声明文を読み上げ、連帯の行動を行なってくれた」と話してくれました。
いまガザで起こっていることは、まさにイスラエルによる民族撲滅をねらうジェノサイトと言える行為であり、絶対に許されるものではありません。
思えば、101年前の9月1日には、関東大震災によって朝鮮人・中国人の虐殺事件が起こりました。忘れてはならない歴史です。
私たちが、あやまちを繰り返さないためには、負の歴史とも言えるこうした事実にしっかりと向き合うことだということを感じたスタンディングでした。
いのちとうとし
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