三原地区の8月の「19日行動」
猛暑日が続く8月、久々に雨が降る8月19日(月)、17時30分から定例の「19日行動」を行いました。
敗戦・被爆79年目の夏、今年も原爆・戦争の犠牲となった人々を悼む慰霊の行事や核廃絶を求める様々な行動が開催され、「二度と戦争をさせない、起こさないこと」を誓い合いました。世界では、今も武力を用いた紛争や戦争が後を絶えません。平和な社会の中で生きている私たちには、戦争惨禍を二度と繰り返さぬよう、未来を担う世代につなげていく責務があります。そうした気持ちを持って15人が三原駅前に立ち、5人のスピーカーが意見を述べました。
弁士の政平さんは、▲8月15日は戦争が終わった日です。なぜ記念日にするのでしょうか。そんな記念日はいりません。はっきりと「敗戦の日」とすればいいんです。日本が侵略戦争を仕掛けて連合国側から反撃を受けて敗戦をしました。しかも、その敗戦には多くの人々の命や財産や自然が破壊され、敗戦をしました。▲1938年に政府の指示・命令で物や戦争へ加担するすべての行為を行うことを義務付けた「国家総動員法」という法律が出されました。憲法というのは国民を守るものです。しかし、明治憲法は次から次へと政府の都合のいい法律を作って国民の命を縛り、財産を供出させる憲法でした。敗戦後、日本国憲法が新たに制定されました。すべて国民は個人として尊重されます。天皇の指示・命令によって尊重されるわけではありません。私たちはこのことをしっかり見ておかなければなりません。▲今、国会で議論されている「緊急事態宣言」ができるようにしようとするのが自民党の改憲案です。国家総動員法に瓜二つ、国民を縛る、国民の権利を奪い去る。そういう憲法にしようとするのが自民党の長年の悲願です。私たち国民はすべて個人として尊重されます。一人ひとりが個人であります。その命と権利を守るためにこれからも街頭に立って訴えます。みなさんもこの訴えに呼応して、戦争をさせない三原市民、戦争させない日本国民になろうではありませんか。これから私たちはしつこく頑張ってまいります。とスピーチを行いました。
街宣の終わりに、戦争をさせない三原市民行動では9月13日、金曜日、午後6時30分から中央公民館において、今、呉市で起きている大きな問題、日本製鉄呉跡地を防衛拠点にしようとする問題について、「ピースリンク広島・呉・岩国」の西岡由紀夫さんを招いて学習講演会を開催することの案内を行って街頭行動を終了しました。
藤本講治
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