これ何?
今日から明日にかけて広島県に最も接近すると言われる猛烈な台風10号による被害が心配です。わが家でも防災対策として、雨が降る前の昨日昼過ぎに、ベランダに並んでいた20鉢あまりの植木鉢すべてを家の中に入れました。
そんなわずかな防災対策ですが、しながら思い出したことがあります。
先日「南海トラフ地震情報」が発表された後、少し不思議なというか「そうなんだ」という景色を見ました。
8月8日の日向灘地震の発生を受け、気象庁は同日の19時15分に一週間後の8月15日までの「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。これを受け政府は「出来るだけ安全な防災行動」「日ごろかの地震の備え」などの特別の注意を呼びかけました。
その注意情報が出ている最中の8月12日、散歩に出かけようと中国電力本社前を通ると、正面玄関が封鎖されているのに気がつきました。
12日は休日だったからでしょう、高さ1m位のフェンス出入り口が閉鎖されています。
横を見るとそちらにも続いています。玄関に向かって汀です。
玄関に向かって左側です。
全てを見て廻ったわけではありませんが、かなりの長さでフェンスが出来ていました。
「そうか、南海トラフ地震臨時情報が出されたので、高潮による浸水被害対策をされたのだな」と想像しながら、この場を後にしました。
翌日は、休暇が終わったからでしょう正面玄関前のフェンスは、無くなっていましたが、他のフェンスはそのままでした。
このブログを書くため、中国電力に電話を入れた話を聞きました。
Q「今回のフェンスは、南海トラフ地震臨時情報の注意措置がでたので対策をとられたのですか?」
A「そうです。連休、盆休みにも入りますので、予備的措置としてフェンスを付けました」
Q「正面玄関前は、休暇が終わったため13日から取り除かれたと思いますが、全部のフェンスが取り除かれたのは、注意情報が解除された8月15日の午後5時以降ということですかね」
A「その通りです」
Q「この装置はいつ作られたのですか」
A「数年前に設置しました」
Q「今回初めて作動されたのですか」
A「そうです。これまでにテストは何度かしましたが、本格的にフェンスを作動させたのは初めてです。手動で全て行なうようになっています」
高潮による浸水被害対策の一つとして、設置され、今回初めて本格的に使用されたようです。
周辺のどのビルでも、見ることができませんでしたので、「これ何?」との思いで眺めましたが、どこまで南海トラフ地震の対策をとればよいのか、考えさせられた景色でした。
いのちとうとし
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