三原地区 7月の「19日行動」
7月19日(金)の夕刻、三原駅前において20人が参加して定例の街頭アピール行動を実施しました。
被爆79年目の8月を前にして、教育労働者(三原地区労働センター議長)が学校の平和教育についてスピーチを行いました。
昨年もこの場で話した8月6日は何の日かと尋ねたら「ハムの日」と答えた子がいましたが、やっぱり「原爆の日」と答えてほしかったと思ったので今年も聞いてみたら、ほとんどの子どもが「原爆の日」と答えてくれました。昨年は声掛けしてくれた子どもが千羽鶴を織ってくれて、私が糸を通して千羽鶴にしました。今年は児童会が全校に声をかけて全校で鶴を織り、子どもが全部、糸を通してくれて完成しました。
すごいね。しかし、千羽鶴を作ることが目的ではないですよね。何のためにそうした行動をしているのかを考えることが教育だと思います。「平和学習は事実を知ることも大事、自分のこととして考えることも大事、平和って何、自分にとって平和って何だろう、友だちをいじめないことなどを考えることが大事ではないのかなと思います」。「だったら自分にできることは何か、千羽鶴を織ってみようか、優しい言葉をかけてみようか、そういう実践力をつけていくことが本当の平和教育ではないかと思っています」。少しずつ積み重ねていくことで子どもたちの人格ができていくのかなと思っています。昨年、学校で戦争を体験された方の話を聞きました。今年も聞く予定になっています。戦後80年近く経っているので戦争があった時に生まれた方でも80歳、戦争体験者で話ができる方は90歳近くであり、今ぎりぎり話が聞ける時です。だから今、直接話を聞いて戦争の悲惨さ、平和の大切さを学んでいくことが必要だと思っています。一つ一つは小さな取り組みかもしれませんが、そうした取り組みを重ねていくことが大切ではないかと思っています。 地区労センターの学習会で毎年、高校生平和大使の活動報告をしてもらっている。その中で印象に残ることを紹介します。「微力だけど無力ではない」。私たちの力は小さいかもしれないけど、ほんのわずかな一歩かもしれないけど、何もしなければ平和は築かれないし守れない。まったくその通りだと思います。 私たちの「19日街頭行動」も今年で8年目ですが、本当に小さい一歩かもしれませんが続けていくことが大切だと思っています。これからも皆さんとがんばっていきたいと思っています。
藤本講治
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毎月の取り組みご苦労さまです。こうした取り組みが平和を支えてきたと思います。しかし、今の松井広島市政はそうしたことを踏みにじろうとしています。今年の8月6日の平和記念式典において平和公園全体を事実上封鎖して市民の自由な表現活動を抑え込もうとしています。例えば反戦と書いたゼッケンの着用はダメ、宗教者がタスキを着用するのもダメと広島市は一方的に5月7日にホームページで発表しました。平和公園は被爆者のためにあるはずです。二度と過ちは繰り返さないという誓いのはずです。多くの諸先輩の取り組みの上に今があると思います。アメリカ、イスラエル、岸田首相等のお偉いさんのための式典とは一体なんでしょうか。しかも今回の平和公園封鎖についてはなんら法的根拠がなく要請に過ぎないと広島市も認めています。しかし要請に従わないなら県警と連携するとのこと。まるでお上のいうことには黙って従えと言わんばかりです。そうした世の中にしてはならないと思います。
投稿: ブロッホ | 2024年7月22日 (月) 05時56分
ブロッホさん
コメントありがとうございます。
ご指摘の通りで、私も全く同感です。
一体誰のための8月6日かということです。主人公である市民が、そして最も大事に被爆者や原爆に犠牲となった人たちの家族の思いを踏みにじる松井市政です。
核抑止論を容認する岸田首相は、あの場に立つ必要はありません。そんな首相のために!もう一度原点に返って、市民の声が大切にされる平和祈念式典を取り戻さなければならないと思います。、
投稿: いのちとうとし | 2024年7月23日 (火) 21時19分