第43回反核平和の火リレーがスタート
今年で43回目を迎える「反核平和の火リレー」の出発式が、昨日午前7時55分から平和公園・原爆慰霊碑前で行なわれ、私も県原水禁を代表した参加しました。
「反核平和の火リレー」の実行団体である広島県青年女性平和友好祭実行委員会笠松丈人事務局長の司会で始まった出発式は、献花、黙祷の後、自治労広島県本部青年部長福島久哉さんの手で「平和の灯火」からの採火が行なわれ、慰霊碑まで待つ第1走者新田康博実行委員長のトーチに点火されました。
左が福島さん、右が新田さん
その後の来賓のあいさつの中でも触れたのですが、1982年に「反核平和の火リレー」を取り組むことを決め準備の中で、「平和の灯火」からの採火について、広島市との交渉を行なったのが私でした。当時の広島市の担当者は、佐伯さんという被爆者。「平和の灯火」からの採火を求められたのは初めてということで、どうするか佐伯さんと二人で「採火方法」や許可申請(当時は初めてのことで、当然のことですが現在のような申請書はなかった)などについてなどいろいろ相談しながら進め、ギリギリになった何とか許可が出ました。ただ、被爆者の佐伯さんは、「反核平和の火リレー」の意味を理解していただき、本当に協力的だったことを思い出します。
佐伯さんの思いは、その後の各地での被爆者の皆さんの激励、反核平和の夕べ(平和の火が泊まる自治体で実施)での被爆体験証言など、被爆者への期待につながるものだったと思います。
来賓のあいさつは、広島県原爆被害者団体協議会の熊田哲治事務局長、広島県平和運動センターの高橋克浩議長、そして私の3人です。最後に、松井一實広島市長のメッセージが紹介された後、新田康博第1走者による決意の表明が行なわれ、福島久哉(自治労広島県本部副部長)など伴奏者7人と共に午前8時15分に最初の引き継ぎ場所である原爆ドームを目指して慰霊碑前を出発しました。
今年の反核平和の火リレーは、7月3日から7月23日までの土日祝日を除く14日間で、県内23市町村、636.9km577区間を走り継ぐ予定です。ランナーは、1000名を目標に、一般公募も行なっています。
原水禁にとっても、8月4日からはじまる被爆79周年原水爆禁止世界大会広島大会の前段の取り組みとして、積極的に支援したいと思っています。
例年雨の影響で、余儀なく中止される区間がありましたが、厳しい暑さが予想されますが今年はぜひ完走し、23日日の夕方には、無事平和公園原爆慰霊碑前に帰ってくることを祈っています。
いのちとうとし
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