女性消防士は?
検察のトップである検事総長に,戦後33代目にして初めて女性が就任したことがニュースで伝えられています。検察庁による家宅捜索の現場がニュース映像で流れるとき、確かにその中に女性の姿もありますが、圧倒的に男性社会だなと実感します。私だけの感想でしょうか。
先日、マンションの防火管理者の届けを出すために必要な「防火管理に関する講習課程修了書」の再交付を申請するため、大手町5丁目にある広島市消防局を訪ねました。
私が、防火管理講習を受講したのは、マンション管理組合理事長を務めていた2011年(平成23年)で、2日間の甲種防火管理新規講習を受け、「修了書」を受け取っていたのですが、わが家を探しても見つからず、再交付を申請する羽目になったのです。
1階の受付で尋ねると「担当課は予防課で2階です」と案内され、2階に上がりました。
予防課の窓口に行くと、すぐ目の前に座っていた女性職員が対応してくれました。
あらかじめ、申請用紙に必要事項を記入していましたので、その用紙と運転免許書を提示し、再発行をお願いしました。
消防署と言えば、何となく男性の職場というイメージを持っていましたので、手続きをしながら、その女性消防士に聞いてみました。
「女性職員は、何人ぐらいおられますか?」
「広島市の消防局には1300人ほどの職員がいますが、うち女性は60人ほどです」
女性の比率がわずかに4.6%です。これを多いとみるか、少ないとみるか。
女性は、事務職が多いのかなと思ったので「現場を担当することもあるのですか?」と尋ねると、「私は、消防局に入って7年目ですが、この4月までは現場にいました」
「なぜ、消防士を選んだんですか?」
「災害や消防、救急など人の命を守る仕事がしたかったからです」
「修了書」を再交付されるまでのわずかな時間でしたので、その他のことを聞くことは出来ませんでしたが、その部屋には20人余りの職員の姿がありましたが、担当してくれた職員以外にも3人女性の姿がありました。そのフロアーの一番奥と思われる机に女性の姿があり、「主査」の文字が見えましたので、女性消防士も役職に就く時代になっているのだなと想像しました。
消防署でも女性がもっと多くなり活躍する姿が当たり前になるにはもう少し時間がかかるようです。
帰宅後検索した広島市消防局のホームページ(消防 - 消防|広島市公式ホームページ|国際平和文化都市 (hiroshima.lg.jp))の最初のページの右側に設けられた「お知らせ・Q&A」には「女性消防士の活躍について」の項目があります。これをクリックするとそこには、「自分が行なっている仕事のやりがい」や「なぜ消防士を志したのか」などが女性消防士の活躍ぶりや自身の声が紹介されています。ぜひ一度検索してみてください。
このコーナーが特別に設けられていることからも女性消防士への期待が大きいことが分かります。
女性消防士がもっと増え、活躍する場が広がることを期待したいと思います。
いのちとうとし
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