伊藤孝司写真展「在朝被爆者と平壌の人びと」記者会見
写真展「在朝被爆者と平壌の人びと」広島県実行委員会(日朝友好広島県民の会、広島県原水禁で構成)は昨日、7月3日から旧日銀広島支店で開催する「伊藤孝司写真展『在朝被爆者と平壌の人びと』」の記者会見を行ないました。会見には、マスコミ6社の参加がありました。
記者会見の主な内容は次の通りです。
目的:写真を通じて、今なお被爆者援護法の枠外に置かれている在朝被爆者の存在を知ってもらうと共に、近くて遠い国と言われる朝鮮民主主義人民共和国の人びとの生活を広く広島市民の知ってもらう 開催場所:旧日銀広島支店 開催日時:7月3日(水)から7月7日(日) 10時~17時 展示内容:在朝被爆者:15枚 朝鮮・韓国人被爆者:63枚(風景を含む) うち被爆者写真は、43枚。内訳は、韓国在住被爆者28人、在日で広島在住9人、長崎在住8人 朝鮮の人びとの多様な姿:103枚 ギャラリートーク:各日13時・15時 会場内で作者による写真解説 入場料:無料 |
伊藤孝司さんは、アジア太平洋地域においてさまざまなテーマで約200回の取材を重ねていますが、そのうち最も多いのは韓国(大韓民国)訪問の47回で、次は朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の43回の訪問です。この両国では,特に広島・長崎での被爆者の取材に力を入れてこられました。
朝鮮民主主義人民共和国には、1992年に初めて訪問し,最後の訪問となった2019年まで、在朝被爆者や朝鮮の人びとの写真を撮り続け、朝鮮民主主義人民共和国の姿を日本国内の人びとに伝えてこられました。
原水禁が派遣した「在朝被爆者問題訪朝団』とも何度も行動を共にし、2009年には、広島と平壌で暮らす被爆者親子を取上げた映画「ヒロシマ・ピョンヤンー捨てられた被爆者」を作成しています。
この映画は、今度の写真展会場でも上映する予定になっています。
私も訪朝時何度か伊藤さんと一緒に行動したことがあります。
会期中には、ぜひ多くの人たちに会場に足を運んでいただき、マスコミでは報じられない朝鮮民主主義人民共和国の姿を見て欲しいと思います。
私が、2018年に訪朝して報告を受けた「在朝被爆者の実態」を紹介して以来、在朝被爆者の実態は報道されていません。
これを機会に、国交がないため事実上置き去りにされたままの「在朝被爆者」の問題を考えていただく機械になればと強く願っています。
この写真展を広島で開催する意義はそこにあると思っています。
一人でも多くの皆さんに見て欲しい写真展です。
いのちとうとし
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