中国人の爆買い?
並木通りにある「ギャラリーたむら」で陶芸家内田鋼一さんの個展が、11日から始まりました。最終日は、19日。
内田さんは人気の陶芸家で、個展には多くの中国人が買いに来ると言われています。ギャラリーたむらでは、毎年この時期に内田さんの個展が開催されますが、これまで中国人と思われる人の姿を見せることはありませんでした。
ところが今年は、少し違った様子で個展がスタートしました。ギャラリーたむらの開店時間は、午前11時ですが、開店前から16人もの行列が出来ています。一昨年、陶芸家若杉聖子さんの個展では、前日に中国人と思われる人から何度も電話が入ったり、他のお店での若杉さんの個展では、多くの中国人が買いに訪れるということがあったため、ギャラリーたむらでも同様の事態が予想されると言うことで、その年の初日に整理のため手伝いをしたことがあります。
今回も気になったので、開店時間前に私も店に行き、入店者の整理の手伝いをすることにしました。
開店前に並んでいた16人は、すべて中国人というわけではありません。先頭は、早朝に車で大阪から来た人たち(内田さんにきくと料理人の仲間)、どこの個展にも駆付ける名古屋の人なども並んでいます。
午前11時、一回の入店者を7人に制限し、一人1個限りの販売と言うことで、スタートしました。並んだ人にその条件を指示するのが私の役割でした。
手前に写っている人は、日本人
中国人と思われる人の何人かは、スマホで写真を撮り、誰かと連絡を取りながら購入作品を決めています。「複数はダメですか」と念押しをする人は、他の作品をスマホで写しています。それでも、何とか一時間あまりで、一段落しましたので、私は一端帰宅しました。
その日は、内田さんと夕食を一緒にすることになっていましたので、午後6時過ぎに再び店を訪れると、すべての作品に売約済の赤い丸が付いています
「えー、どうなったの」と問うと、午後に別の中国人が次々と訪れ、スマホの写真を手に作品を決め、購入していき、全部完売になったということです。
決して安い価格ではありませんが、内田さんの話しによれば、中国では数倍、場合によれば一桁大きい金額で販売できるので、交通費やアルバイト料(京都から来た人も居る)を払っても、充分におつりが来るようです。
中国人の爆買い、ということが良く言われますが、内田鋼一さんの個展で見た景色もその一つだったようです。
来年は、少し工夫をしなければと話しながらの夕食会でした。ちなみに、若杉聖子さんの個展では、初日、二日は、DMを持参した人しか入店できないようにしたため、翌年からの混乱は解消することが出来ました。
いのちとうとし
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