第36回「1の日行動」ミャンマ-を忘れないで!
毎月実施され今月で36回目となる「ミャンマーの市民の声を聞く会」が呼びかける「『1の日行動』ミャンマーを忘れないで!」が、昨日午後3時から本通り「青山」前で実施されました。私もメールでの呼びかけを思い出し久しぶりに参加しました。
2021年2月1日に国軍による軍事クーデーが起こって3年2ヶ月が過ぎました。当初は、マスコミでもそれなりに報道されてきましたが,その後起こったロシアによるウクライナへの軍事侵略、そしてイスラエルによるガザ地区におけるパレスチナへのジェノサイドといってよい軍事侵攻がによって、現在はミャンマー現地の様子を伝える報道はほとんど皆無といって良い状況です。こうした状況ですので、毎月1の日に粘り強く続けられ今月で36回も続けられているこの行動は、大きな意味を持っていると思います。
昨日の行動では、子どもたちの関心が強く、何人かがカンパ箱にお小遣いを入れてくれ姿が目に付きました。そして横断幕を持っていた私に声をかけてくれた高校2先生の男子生徒は、私の話を理解してくれたのか『私も一緒の横断幕を持っても良いですか』と約20分あまり行動を共にしてくれました。
この行動の中心メンバーである小武正教さんは、6月議会を中心に地方議会に向けて取り組みが進んでいる「日本政府にミャンマー軍の徴兵制に対し、在留ミャンマー人、ならびに日本への避難を希望する若者たちの安全確保を求める意見書の提出を求める陳情書」への協力を呼びかけました。
その背景は、次のような事情があります。
昨年10月以降、民主派や少数民族武装勢力の攻勢によって、ミャンマー国軍は拠点を失い、投降者も相次ぎ、戦力が大幅に減少していると言われています。深刻化する兵員の不足を補うため、ミャンマーの国営メディアによれば,ミャンマー国軍は、徴兵制を実施し、4月20日から毎月5000名を招集すると伝えています。そのことは、多くの若者を犠牲にするばかりでなく、民主主義を希求する国民同士を殺し合わせることになります。しかも、その対象は、外国に留学している若者、日本に在留する技能実習生や留学生たちもその例外ではないのです。
そうした背景の中で、議会への陳情の動きが起こっているのです。陳情の内容は次の4つです。
1.本国情勢を踏まえた在留ミャンマー人への緊急避難措置を今後も継続すること。 2.ミャンマー本国は、多くの若者が国外避難を始めており、その数は増加が予想される。日本政府は、ウクライナ難民と同様に、ミャンマー難民についても積極的に受け入れること。 3.日本政府として外交的影響力を最大限に行使し、国連やASEANをはじめとした国際社会と連携して、ミャンマー軍が実施した徴兵制を中止するようミャンマー軍に対して働きかけること。 4.ミャンマーの若者の将来を援助するような留学(日本もしくは海外)などの奨学金プログラムを設けること。 |
小武さんたちは、陳情者を募っています。協力できる人は小武さん(odake@orangeocnnejp)に連絡してください。
久しぶりの「『1の日行動』ミャンマ-を忘れないで!」への参加でしたが、私自身が、ミャンマーのことを少し置き去りにしていたことを反省させられた昨日の行動でした。
いのちとうとし
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