「世界のヒバクシャ写真展」に行きました。
26日のブログで紹介した旧日銀広島支店で開催されている「世界のヒバクシャ写真展」に行ってきました。
この写真展の呼びかけ人である森下一徹さんの写真は、広島・長崎の被爆者の写真29枚が展示されています。何人かお会いしたことのある被爆者の写っていましたが、中でも府中市在住で広島県被団協理事の下江武介さんの写真に目がとまります。そのうちの一枚には。国連軍縮特別総会で活躍する下江さんのすぐ横に伊藤サカエさんの元気な姿が映っています。
と書いていくとキリがありません。あとは写真家名とジャンルを紹介します。
森下さんの次には、伊藤孝司さんの写真が並びます。20枚の写真は全て朝鮮半島出身の被爆者です。在朝被爆者の写真も2枚あります。
次は、桐生広人さんの写真です。桐生さんについて,私はほとんど知識を持っていません。核実験関係のヒバクシャの写真3枚です。
次が豊崎博光さんです。豊崎さんは、原水禁大会で何度も講師をつとめていただいていますし、個人的にもよく知っている写真家です。20枚の内18枚は、核実験によるヒバクシャの写真ですが、ここで気づくのは、ウラン採掘とその残滓の放置によるヒバクシャの写真2枚が展示されていることです。豊崎さんならではの写真です。
次は本橋成一さんの写真です。私が、本橋さんのことを最初に知ったのは、「写真集『ふたりの画家 丸木位里・丸木俊の世界』」を入手したときです。もう40年近くになります。
今回展示されている本橋さんの写真は20枚ですが、全て「チェルノブイリ原発事故による被害者」の写真です。
6人目は、森住卓さんです。森住さんの写真は全部で25枚ありますが、内8枚はセミパラチンスクの核実験ヒバクシャ、劣化ウラン弾によるヒバクシャ、インドのウラン鉱山のヒバクシャで、あとの17枚は、福島原発事故関連の写真です。
福島原発事故関連の写真は、あとで追加されたのでしょうかパネル仕立てにはなっていませんので、陳列棚の上に展示されています。
受付すぐ裏には、伊藤孝司さんの特別展「捨てられて被爆者」のコーナーがあります。7月に私たちが予定している「在朝被爆者と平壌の人々」の予告のような写真展示で,伊藤さんの希望で展示されることになったそうです。
私が会場に入ったときは、10人ぐらいの入場者がありましたが、皆さん熱心に、中でも数人居た外国人が,写真に付けられたキャプションを一枚一枚丁寧に読んでいる姿が印象的でした。
今日29日には、午後1時30分から「祈りの唄を奏でようー広がりと心の深淵の唄」のセレモニーが行なわれます。もし時間があればどうぞ!
いのちとうとし
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