三原地区の四月の19日行動
春温かい4月19日(金)17時30分、三原駅前において定例の「19日行動」を実施しました。街頭に24人が立ってアピール行動を行いました。今月は岸田首相のアメリカ訪米を受けて、自衛隊と米軍の一体化による日米軍事同盟がより強固になったことなどを7人の弁士が口々に指摘しました。
I女性会議の花田さんは、自衛隊基地について問題提起を行いました。
①台湾有事に備えて沖縄本島や奄美大島、沖永良部島、久米島、与那国島など観光地になっている島々に次々と自衛隊のミサイル基地が作られています。島の人たちが、いくら反対してもあっという間に基地ができた。そういう状況が沖縄の現状です。私たちが遊びに行きたいと思うようなきれいな島がまるで台湾に続く基地になろうとしています。この自衛隊基地は米軍が使おうと思えば有事の時には使えるという、有事でなくても使えるという状況になりつつあります。私たちは沖縄に大変な負担を強いています。普天間基地から米軍の撤退を求めるため辺野古に新基地を造っています。この辺野古の基地は何十年かかるかわからないという中で、普天間基地が沖縄に帰ってくるのが何年かかるかというのが今の沖縄の状況です。
②広島では、東広島市で有機フッ素化合物(ピーファス)が普通の80倍の毒素をもってアメリカ軍の川上弾薬庫から出ているのではないかという問題が出ています。さらに呉市では、日本製鉄呉跡地を防衛省が弾薬庫など複合防衛拠点として買い取る案が出されており、呉市が軍事基地になろうとしています。今、呉線が走っていますがそのうち呉線の街から呉市が覗けなくなるのではないか。そういう状況になろうとしています。
③テレビでウクライナやパレスチナ・ガザ地区などの戦争の状況が映りますが、銃弾の先には人の命がそこにあることを私たちは考えていく必要があります。日本は絶対に戦争できる国にさせてはなりません。政府に望むのは、軍備を拡大することではなく平和に向けて外交努力をしていくことであります。そのことを私たちは求めています。
と訴えました。
最後に元市議会議員の岡崎さんが「国会で経済秘密保護法案が審議されています。これは安倍政権時に成立した特定秘密保護法と同様に国民の行動をチェックする危険な法案である。戦争反対の声を上げることができないような状況にきている。そうした憲法違反の法案を止めるために、自民党を過半数割れにさせること。自民党政治ストップの声を上げていかなければならない」と締めのあいさつを行い街頭行動を終了しました。
藤本講治
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