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2024年3月 5日 (火)

ヒロシマとベトナム(その56) ~日越外交関係樹立50周年記念訪問―その5~

成長著しい歴史と文化のまち、ダナン

ベトナム最後の日(11月5日)、前日通過したダナンに再び入り、ダナン湾に注ぐハン川に架かる「ドランゴン橋」と、その西詰にあるチャム彫刻博物館を見学。夜はカラフルなイルミネーションに浮かび上がり、金・土・日の夜には水と火を噴くドラゴン橋は、成長著しいダナンを象徴する人気スポットです。

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ダナンの「鯉の滝登り像」の前で“はい ポーズ!      金・土・日の夜火を噴くドランゴン橋の“ドランゴン頭

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人間の胴体をもち鷲の頭をもつ神ガルーダ           人の身体に象の頭を持つヒンズー教の神 “ガネーシャ”

  チャム彫刻博物館はダナン南西70km、ホイアン西方40kmにあるミーソン遺跡を中心にベトナムに点在するチャム族の遺物が展示されています。インド文化やヒンズー教の影響を強く残す彫刻の中で目を引いたのは“ガルーダ”と“ガネーシャ”です。チャム族は2~7世紀まで林邑国(Champa:チャンパ)、7世紀~14世紀まで占城国(Chiêm Thành:チャンパ)としてベトナム中部を治めていたチャンパ王国の主要民族でした。

チャンパ王国は、日本とも関わりの古い国です。

19世紀初めに阮朝によってベトナムで初めての統一国家が建てられる遙か以前、735年に遣唐使・平群朝臣広成(へぐりのあそんひろなり)が嵐で漂着したと伝えられる崑崙(こんろん)はチャンパ王国と考えられています。おそらく記録に残る日本人が初めてベトナムの地を踏んだ人だと思います。このことはもう一つのシリーズ「ベトンバムの歴史」(2121年8月19日の「ベトナムの歴史」(その6)で紹介しましたのでご覧ください。ベトナムの歴史(その6-1): 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com)

一方、ベトナム人として初めて日本の地を踏んだ記録上最も古い人が、736年に渡日したチャンパ王国出身の僧・仏哲です。仏哲は東大寺大仏開眼法要で舞楽を奉納し、菩薩や抜頭などの邑楽伝えました。

チャム彫刻博物館とドランゴンブリッジは悠久の歴史を刻むダナンと、成長著しいベトナムを象徴するダナンの顔を代表する観光スポットです。

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列強支配の攻撃にさらされたまち、ダナン

ハノイ、ホーチミンに次ぐ三大都市の一つダナンにはもう一つ歴史があります。チャンパ国時代は中国と国境を接し絶えず侵略にさらされ、605年には随によって一度は滅亡されます。19世紀の半ばにはベトナムの植民地支配を狙ったフランス艦隊がダナン港を襲い、ベトナム戦争時にはアメリカの海兵隊が上陸しました。米軍の大規模な基地が建設されたベトナム戦争の大激戦地でもあります。

ダナンは列強支配の攻撃にさらされたまちでもあるのです。

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1858年、フランス軍の艦隊によって砲撃を受けるダナン。ここから1954年のディンビエンフーの闘いでフランスが敗退するまでの植民地支配が始まります。

今回の旅行では日程の都合で訪れられませんでしたが、チャム彫刻博物館の近くにあるダナン博物館はこうしたダナンの歴史やと文化、ベトナム戦争を生き、戦い抜いた人々の暮らしを知ることが出来ます。是非、皆さんも一度訪れてください。

「日越外交関係樹立50周年記念訪問記」シリーズは、今回をもって一区切りとします。

次号から予定しているシリーズを紹介します。

ダナンの東約240kmに南シナ海問題の一つの火種があります。中国の海南島から南東約300kmにある西沙諸島です。英名ではパラセル諸島、ベトナムではホアンサ諸島(Quần đảo Hoàng Sa)と呼ばれます。南シナ海問題のもう一つの火種は南沙諸島(英名:スプラトリー諸島、ベトナム名:チュオンサ諸島)です。

ウクライナ戦争で取り沙汰されている台湾海峡問題とともにクローズアップされているのが南シナ海問題です。次回から南シナ海を臨むダナンで訪問団の皆さんに紹介した南シナ海問題を幾度か書いてみたいと思っています。

(2024年3月5日、あかたつ)

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