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2024年3月27日 (水)

「ひろしまの平和の鐘」

毎年86日の平和記念式典では、「平和の鐘」が鳴らされます。現在鳴らされている「平和の鐘」は、代を重ねて第5代目です。

被爆4年後の1949年の広島平和祭(現在の平和記念式典)で鳴らされた「平和の鐘」は2代目ですが、この年だけ鳴らされた鐘です。現在も当時と同じ場所(現在のヒロシマゲートパークの一角)に建つ塔の上にあります。

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2015年以来、「響け!平和の鐘実行委員会」のみなさんによって毎年8月6日の午前中に,この鐘を再び響かせる活動が続けられています。

「第2代平和の鐘」については、このブログでも2021年5月3日の平和の鐘: 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com)に最初に紹介してから、その後何度か取上げてきました。

そんな縁もあって、これまで何度か情報を提供していただいた「響け!平和の鐘実行委員会」の高東博視さんから、今年2月に発行された「ひろしまの平和の鐘」を送っていただきました。

3月11日の中国新聞「平和コーナー」の記事でこの本が出版されたことを知り、「入手したいな」と高東さんに連絡を取ろうと思っていたとき、高東さんからのメールが届き、本を贈呈していただきました 。

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届いた本を見てびっくりです。平和記念式典で式典で鳴らされた、鳴らされている平和の鐘についての紹介が主な内容だろうと想像していたのですが、開いてみると「第1章平和の鐘」では、「・平和となんだろう・平和の鐘の発祥・鐘とはなんだろう」のタイトルで、「平和」について詳細に論述されています。例えば「平和とはなんだろう」だけでも、多くの参考文献や「『平和』の定義または『平和』を語る言葉の例」が例示されています。

この第1章だけでも,多くの人に読んで欲しいなと思う本です。

その豊富な内容を知ってもらうため、目次の章の省のタイトルを紹介します。

先の第1章に続き、第2章:広島の平和記念式典で使われた「平和の鐘」、第3:章広島にある「平和の鐘」、第4章:ここにも「平和の鐘」となっています。

第3章の「広島にある「平和の鐘」」では、ここで取上げる基準は、「①平和祈願や原爆死没者、戦没者への鎮魂の趣旨を込めて命名された鐘②上述のような趣旨の銘文が刻まれている鐘③午前8時15分に毎日打鐘される鐘」で、「平和の鐘とよばれる鐘」として「広島平和記念聖堂の平和の鐘」など5つ、「戦没者・原爆犠牲者の慰霊と平和への願いが刻まれた鐘」として中区寺町にある「真行寺の鐘」など17の寺と1つの教会の鐘について、詳細な歴史や銘文などが写真とともに紹介されています。これらの鐘は、「市内を中心に約130カ所の寺院や神社を訪ねて発見した鐘」であり「実行委員会で広島市や周辺地域の寺院や教会(計642カ所)にアンケート調査を行ない見つけ出した鐘」だと記述されています。佐伯区や安佐北区の鐘もありますので、全部というわけにはいかないと思いますが、時間を見つけて訪れてみたいと思います。

283ページの長作ですが、この省の記述を読んだだけでも、「響け!平和の鐘実行委員会」のみなさんの念入りな調査活動、そしてこの本への思い入れの深さを感じます。

まだ全部を読み通していませんが、多くの人に読んで欲しいなと思い、紹介することにしました。定価は2640円ですが、写真、資料、図などが豊富にあり,多くの参考文献が紹介されていますので、定価以上に価値のある本だと思います。

中国新聞によれば、アマゾンで購入できるようです

いのちとうとし

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