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2024年3月 4日 (月)

自己表現とは

広島県の公立高校入試で「自己表現」が導入され、2年目となりました。

広島県教育委員会のホームページによると、【自己表現は、「広島県の15歳の生徒に身に付けさせたい力」である「自己を認識し、自分の人生を選択し、表現することができる力」がどのくらい身に付いているかをみるため】に【個人ごとの面談形式で実施】し、【自分自身のこと(得意なことやこれまで取り組んできたことなど)や高等学校に入学した後の目標などについて、自分で選んだ言葉や方法で表現する】。【5分以内】で行い、【検査官は、受検者が自己表現した内容に対する補足的な質問を行う。時間は、受検者が質問に回答する時間を含め3分以内とする。】とあります。

新たな試験科目「自己表現」導入に伴い二日間で行っていた学科試験の日程も、一日で5教科すべてを実施するという非常に過密ものとなりました。

「自己表現」導入1年目だった昨年、わが子の入試と重なりました。

ごく一部の県立学校で先行していたインターネット出願が、全校になったのも昨年からです。学校では、事前に出願のテスト作業を各家庭で行わせ、できたかどうかチェックもされました。子どもたちには、試験時間に慣れるために模試を1日で行う。「自己表現」の原稿を作成する。パソコンで表現内容を作成してスケッチブックにまとめる。クラスで発表しあう。先生が検査官となり自己表現を確認する等々の指導もされたようです。いろいろな対策に多くの時間を充てることとなり、先生方には非常に負担だったのではないかと思いました。

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家では、学校から「1年目なので、どうなるのか詳しくはわからない」という声と一緒に配布された資料から「新しい入試制度WEB説明会」を視聴したり、「自己表現」で何をどの順番で伝えるかを一緒に考えました。部活動の実績もアピールできる特技もないと訴えるので、最初は「高校に入学したら何がしたいか」と、ひねり出して編み上げて取って付けたような原稿で「自己表現」をする方向でした。ほぼ原稿はできていましたが、やはり唯一好きなことについてアピールしたいと、その原稿は使用しませんでした。

いざ試験を迎え、一日目の学科試験が終了すると「非常に疲れた」と訴えながらも「白い布が欲しい」と言い出しました。意図をたずねると、「シャツに「I LOVE 〇〇」と書いた布を貼っておき、最後に見せてアピールしたい」と言います。二日目終了後、結果を尋ねるまでもなく、制服のシャツに直接布を重ねて書いたのだと一目でわかる黒い油性ペンの裏抜けがありました。

わがことが終わり一息つくと、いろいろ気になりました。

日本語が得意でない外国籍の保護者や生徒もいるのに出願の手引書は日本語版しかなかったこと。人前で発言ができない子や、ことばに不安のある子はどうしたんだろうか。受験生から聞こえてきた「自己表現の間、検査官の先生が終始無反応でつらかった」という声。「自己表現」は、指導の面でも採点の面でも中学校、高等学校、両方に非常に負担をかける試験制度だと思いました。

「自己を表現する力」は高校へ入学した後につけていけばよい力だと思います。ただ良かったと思うことは、子どもと話をする機会が持てたことです。ただそれも、それぞれの家庭状況や子どもの個性などでさまざまなのだろうなとも思います。

はたや

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コメント

採点に関してのことです 客観的基準での採点評価以外は NO です   主観が入るものは良くないです  高校入試で自己表現の導入ですか  採点者の基準はあいまいですから  これって どういう点数になるのですか 配点の割合は? ペーパー試験の何%の配点ですか  

広島県教委が周知につかったプリントでは次のようになっています。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/479238.pdf
言われるとおり、客観的でないこと等、課題は多いと思います。子どもにとっても教職員にとっても負担の大きい入試改革です。
そもそも、自己表現は日常の学校生活のなかで大切にしていくべきもので、入試にそぐうものではないと思います。普段から子どもたちの「意見表明権」を大切にしているのか!?と・・・。

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