「広島ブログ」

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 青空古本市―第1回広島護国神社古本まつり | トップページ | またも憲法判断をしなかった最高裁判所―つづき »

2024年3月18日 (月)

またも憲法判断をしなかった最高裁判所

2015年9月19日、安倍政権によって強行採決され成立した「安保法制は違憲」だとして裁判で争った「安保法制違憲広島訴訟」に対は、最高裁判所が今年1月31日に判断を示し、裁判の一応の区切りとなりました。16日午後3時からその報告のための原告団集会が,広島弁護士会館で開催されました。私も原告団の一人ですので、参加しました。

最初に、当日配布された資料に基づけ、この裁判の経過を簡単に紹介したいと思います。

この裁判は、安保法制が成立したちょうど1年後の2016年9月19日に広島地裁に提訴し、第1回弁論が同年12月21日に開始され、以来15回の弁論が行なわれました。

原告がこの裁判で求めたものは、4つの「差止め」(①自衛隊法に基づく集団的自衛権の行使としての自衛隊の防衛出動の差止め②重要影響事態法に基づく自衛隊の後方支援活動(いわゆる兵站活動)の差止め③国際平和共同対処事態法に基づく自衛隊の後方支援活動(いわゆる兵站活動)の差止め④改正PKO法に基づく自衛隊の駆付け警護、治安維持業務の差止め)と1つの「国家賠償」(安保法制が原告の平和的生存権等を侵害するとして国家賠償請求(10万円))でした。

しかし、広島地裁は、2020年12月8日に原告の訴えを棄却する不当判決が出ました。

広島地裁の判決を受け、原告団は広島高裁に控訴しましたが、広島高裁はわずか2回の弁論を行なったのみで2023年3月17日に「原告らの控訴棄却」の不当判決を出しました。原告団は、これを不服として同年3月30日に最高裁に上告,上告受理申立を行ないました。

「上告,上告受理の申立」の違いは、私も十分に理解できていませんが、裁判所のホームページによれば次のように紹介します。「『上告提起』は,原判決について憲法違反や法律に定められた重大な訴訟手続の違反事由が存在することを理由とする場合の不服申立ての方法で,『上告受理申立』は,原判決について判例違反その他の法令の解釈に関する重要な事項を含むことを理由とする場合の不服申立ての方法です。」

24318

この上告、上告受理申立に対して最高裁判所は、今年1月31日に「上告を棄却する。上告審として受理しない」との決定を行ないました。

この裁判に当たって弁護団は、地裁においては「安保法制が憲法9条に違反すること」「平和的生存権の具体的内容」「違憲立法審査権の意義について」「裁判所の憲法判断回避の問題について」など20の準備書面を提出し、裁判所が憲法と正面から向きあることを求めてきました。控訴に当たっても「憲法判断の必要性」「安保法制下における社会情勢の変化」「違憲立法審査権の意義と目的について」などの「控訴理由書」を提出し、上告理由書、上告受理申立理由書では、「人格権、平和的生存権、憲法改正決定権の侵害と違憲性」について申し立てました。その中心が、憲法判断を求めるものであることに注目して欲しいと思います。

これらを振り返ると、弁護団の努力は、本当に大変だったことがよくわかります。

弁護団は、この最高裁の不当な決定に対して22日の弁護団声明を発表しました。

16日の集会は、最高裁の「上告を棄却する。上告審として受理しない」との決定を受けて、少し時間が経ったのですがその報告集会として開催されました。

ここまでで少し長くなりましたので、報告集会の様子や22日の弁護団声明は、明日紹介します。

いのちとうとし

[お願い]
この文章の下にある《広島ブログ》というバナーを一日一度クリックして下さい。
広島ブログ

広島ブログ

 

« 青空古本市―第1回広島護国神社古本まつり | トップページ | またも憲法判断をしなかった最高裁判所―つづき »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

憲法」カテゴリの記事

#平和推進」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 青空古本市―第1回広島護国神社古本まつり | トップページ | またも憲法判断をしなかった最高裁判所―つづき »