第2回STOP GENOCIDE―広島パレスチナ連帯デモと親娘のスタンディング
1月2日につづき、2回目となる広島パレスチナ連帯デモが、4日(日曜日)午後4時半からアリスガーデンを出発し、原爆ドーム前まで約70名の市民が参加し、実施されました。
今回のデモコースは、福屋を一周するコースが加わりましたので、前回より少し長めのデモ行進となりました。
Free Palestine!
Free Gaza!
子ども殺すな!
今すぐ停戦!
などのシュプレヒコールを繰り返しながらのデモ行進でした。
前回と比べると、通行人の反応がよかったように感じました。約40分あまりで原爆ドーム前に到着し、それぞれのアピールがありました。
私も「Free Palestine」と書かれた手作りのワッペンを,左腕に付け参加しました。
今日紹介したいのは、このワッペンのことです。
2日のブログに書いた「ミャンマークーデター3年犠牲者追悼の祈り」が終わった後のことです。
追悼の祈りをしているときから気になっていたのですが、毎日夕方午後5時半からパレスチナ支援のスタンディング行っている場所にフェンスに何か取り付け立ち続ける女性二人の姿がありました。追悼の祈りが終わりましたので、近づいて声をかけました。
「どこから来られたのですか?」
「娘と二人で呉から来ました。呉で、背中にゼッケンを付けて歩いているのですが、スタンディングは初めてです。いつもここでスタンディングをされていることは知っていたのですが、午後5時半からでは参加できないので、一度はスタンディングをしたいとここに来たのです。」
後ろ向きになって背中のゼッケンをみせてくれました。
廻りには、手作りのグッズが並んでいます。足下左側の水色のポスターのところに私がもらったワッペンが数枚並んでいるのがわかると思います。
母親と娘さんは、フェンスに取り付けた手作りの凧をまんなかにして立っています。
二人の写真も撮ったのですが、中学一年生の娘さんの顔が写っていますので、掲載しません。
この凧は、1月に世界中で行われた凧揚げのイベントの日に揚げた凧だったようです。
帰宅してから調べてわかったことですが、ガザでは、パレスチナのこどもたちが2012年から毎年3月に「東日本大震災の復興」と被災者への連帯をあらわすため(2020年はコロナのため中止)凧揚げを実施しています。1月の何日かを聞きそびれたのですが、それに連帯する思いで、凧揚げをしたといくことのようです。凧揚げには、そんな意味があったのです。
「声をかけていただきうれしかったです。このワッペンをあげます」と手渡されました。
「4日のデモ行進がありますので、その時必ず付けて参加します」と約束しましたので、今回はこのゼッケンを付けてどうしても参加したかったのです。
原爆ドーム前での、お母さんと中学一年生の娘さんとの出会いは、パレスチナに連帯する輪の広がりを感じ、核実験抗議の座り込みを続けられた森滝市郎先生が、小さな子どもの「座わっとっちゃ止められすまいでえ」との問いに対する答えとして導き出された次の言葉を思い起こしました。
「精神的原子の連鎖反応が、物質的原子の連鎖反応に、かたねばならぬ」
Chain reaction of spiritual atoms
must overcome
Chain reaction of material atoms
いのちとうとし
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