紀元節復活反対!平和・民主主義・人権を守る2.11ヒロシマ集会
憲法を守る広島県民会議、広島県平和運動センター、広島県原水禁、八の日平和行動ヒロシマ女の会、戦争をさせないヒロシマ千人委員会の5団体が主催する「紀元節復活反対!平和・民主主義・人権を守る2.11ヒロシマ集会」が、昨日午前10時から広島弁護士会館で開催されました。
広島県平和運動センター大瀬敬昭事務局長の司会で集会は始まり、最初に主催者を代表して憲法を守る広島県民会議檀上正光代表委員があいさつ。
その後、小武正教さんの「今、天皇制と天皇制を支えるエートス(習俗)―『慰霊』の政治性」と題した記念講演がありました。小武さんは、三次の西善寺住職で念仏者九条の会共同代表として、活躍されています。特に、毎月1日には、軍事クーデターが起きたミャンマー支援のための街頭行動の先頭に立ってがんばっておられます。
小武さんは、最初に「今日の話は、戦前の天皇制と今の天皇制の違うところ、また同じところは何かを語る。その上で、天皇制の本質とは何かを語る」と、今日の講演の意味を紹介した後、
「新しい戦前ということがいわれていますが、たまたまではなく、計画的にやってきたことだ。『闘う国家は、まつる』ということ。逆に言えば、『まつる国家にしない』ということは、『闘う国家にしない』ということ」。今年、1月7日に起きた自衛隊幹部による靖国神社参拝がなぜ問題か、そしてなぜそんなことが起こったのかからはなしが始まりました。
深く問題点を提起されましたが、その内容をメモで紹介することは、残念ながら私の能力では不可能ですので、このブログでは入り口だけの紹介で終わります。
小武さんの講演終了後、憲法を守る県民会議藤本講治事務局長が、集会アピールを提案し、全体の拍手で確認しました。以下にアピール全文を紹介します。
私たちは本日,「紀元節復活」に反対するヒロシマ集会を開催しました。私たちの集会は、戦前の天皇主権体制が何をもたらしたのか検証し、かつての誤った歴史・侵略戦争を繰り返さないため、戦争賛美の日であった2月11日を平和発信の日へと大きく作り変えるために開催してきました。
「紀元節」は、日本の歴史が天皇を中心として進んできたと考える歴史観(天皇神話)のもと、初代の天皇が即位した日を現代の暦に当てはめたものと言われています。さらに、この紀元節は、「皇国史観」にもとづく戦前・戦中の軍国主義、全体主義を国民に植え付ける役割を果たしてきました。「天皇陛下のために戦い死ぬことが最大の名誉」とされ、結果として自国民とともに世界中の人々を惨禍に巻き込んだあの無謀な戦争を招いてしまいました。
この反省に立ち、敗戦後「紀元節」は、国民主権・基本的人権の尊重・平和主義を原則とする日本国憲法の施行で廃止されました。しかし、1966年、天皇の政治利用を画策する政府・自民党は、戦前回帰に反対する国民の声を無視し、国民の祝日「建国記念の日」として制定し、事実上「紀元節」を復活させました。これは、その後の「元号法」の制定、「国旗・国歌法」の制定、「日の丸」「君が代」の教育現場への押しつけ、さらには天皇の元首化を明記した「自民党改憲草案」など教育の反動化、憲法の改悪と結びついたものです。
こうした動きは,日本国憲法の基本原則と相いれいとして廃止された「教育勅語」の内容を肯定する松井一實広島市長の発言も同様で、決して許されるものではありません。
戦後の日本は、戦争の惨禍を再び繰り返さないことを誓って再出発しました。岸田政権が推し進める軍拡、改憲の政治は、戦後のこの国のあり方を根底から覆します。今も政界ではウクライナの戦争、パレスチナでの戦争が続けられており、多くの命が奪われています。戦争国家作りは一刻も早く終わらせなければなりません。政治の責任は、戦争を回避するために知恵と力を尽くすことであり、憲法9条を活かした平和外交に積極的に取り組むべきです。戦争の準備ではなく、平和の準備をする政治の実現を求めていかなければなりません。
私たちは、平和憲法の下で戦後79年間、戦争をしないで平和を守ってきました。この歴史的経緯とその意味をあらためて心に刻み、日本の戦前回帰、軍備拡大、戦争する国づくりに突き進む岸田政権と対峙し、全ての人々のいのちと人権,平和が守られる社会を築くため、行動していくことを誓い、集会アピールとします。
今年の参加者は、85名でした。
いのちとうとし
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