2024連合広島新春旗開き・県労福協賀詞交換会
2024連合広島新春旗開き・県労福協賀詞交換会が、10日午後5時半からリーガロイヤルホテルで開催されました。今年はコロナによる規制もなくなり、会場一杯の約330人が参加し、盛大に開催されました。広島県原水禁も招待を受けましたので、私が参加しました。
2024春闘(連合は「春期生活闘争」)のスタートともなる新春旗開きですので、大野真人会長のあいさつも、「賃上げ実現」に向けた決意を込めたものとなりました。
冒頭に能登半島沖地震の被害者に対する哀悼の意を表明しながら「昨年来物価上昇で働くものの生活は大変厳しくなっている。春闘の要求は、定期昇給を含め5%以上の賃上げを実現しなければならない」と強調すると共に、その実現のため、企業に対して「適正な価格での取引」を求めると共に、連合の基本理念である「誰一人取り残されることのない社会」の実現をめざす決意が表明されました。さらに、自民党安倍派の政治資金パーティーの裏金事件に触れながら「『政治と金』の問題は、特に広島では河井事件以来の問題」と指摘し、「政治への不信の高まり」を批判しました。そして「次期衆議院選挙はいつあるかもわからない。しっかりと準備をして『結集ヒロシマ』を中心にして、がんばりたい」と政治課題についても決意が語られました。
その後、もう一つの主催団体である広島県労福協久光博智会長があいさつ。続いて湯崎県知事、松井広島市長など6人の来賓のあいさつがありました。異質だったのは、広島県経営者協会西川正洋会長のあいさつ。厳しい経済環境の羅列。地場の春闘はどうなることやらとの感想を抱かせる内容で、とても大野会長の「賃上げ要求」に応えるようなあいさつではありませんでした。経営側としては仕方の無いことかも知れませんが、「賃上げなくして景気の回復なし」とも言われているのですから、もう少し話しようはあったのではないかと率直に感じました。
昨春闘でそれなりの賃上げ実績があったと言っても、その後の物価上昇で毎月毎月実質賃金は目減りするばかりでした。5%の賃上げ要求は政府も強調しているのですから、昨年の実質賃金の目減り分を取り戻すよう大幅回答を得るような春闘を連合には期待したいと思います。
そんなことを感じながら参加した「2024連合広島新春旗開き・県労福協賀詞交換会」でした。
いのちとうとし
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