もみじニューイヤーコンサート
この時期「ニューイヤー」と冠が付けられたコンサートがいくつか開催されますが、私は6日に開催された「もみじニューイヤーコンサート」に行ってきました。
今年のコンサートの指揮者は角田鋼亮さん、ソリストはピアノの金子三勇士(みゆじ)さんでした。金子三勇士さんは、「題名のない音楽会」にたびたび登場していますので、テレビでは何度も演奏を聴いていますが、生の演奏を聞くのは初めてですので、楽しみでした。演奏するのは、もちろん広島交響楽団です
オープニング曲は、ベートーベンの「歌劇『フィデリオ』序曲Op.72」。次は、リストの「ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調S.124」です。ピアノ演奏者は、も金子三勇士さん。アンコールの拍手に応えて金子さんが再登場。「ありがとうございます。今年は、年始めから地震、飛行機事故が続きました。ここ広島から平和と鎮魂の想いを込めて、リストの『ラ・カンパネラ』を演奏したいと思います。『ラ・カンパネラ』は、イタリア語で『鐘』を意味します。」と地声で紹介して演奏が始まりました。この曲は、辻井伸行さんもアンコール曲でよく演奏する曲です。なじみのある曲の演奏で、気分はより高まり、さらに大きな拍手が起こりました。
15分間の休憩の後、ドヴォルザークの「交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』」が演奏されました。この交響曲は、ドヴォルザークの代表作でもありますので、何度か聴いた曲です。
約2時間足らずのコンサート、今年も充分堪能することができました。
ところで、1985年から始まり今年で39回目を迎えたもみじ銀行主催のニューイヤーコンサートですが、もみじ銀行は、昨年の11月に創業100周年を迎え、今年は「もみじ銀行創業100周年記念事業」の冠が付いていました。
もみじ銀行の宣伝をするつもりではありませんが、このコンサートのことをブログにアップすることにしたのは、実は、私はもみじ銀行と言っても前身の広島相互銀行の時代のことですが、深い関わりを持ったことがあったからです。
確か1970年だったと思いますが、松江から転勤で働くことになった職場が、広島の電電公社の中国データ部でした。中国データ部は、現在の株式会社NTTデータ中国です。この中国データ部での仕事が、広島相互銀行のオンラインシステム作りでした。当時各銀行がオンライン化を進めていました。私は、定期性預金の担当として、システム設計やプログラミングの仕事に携わり、広島相互銀行のオンラインシステム開通に寄与したのです。ここでは8年ほど働いき退職しましたが、その後も広島相互銀行オンラインシステムの節目節目では、声をかけていただきました。ですので、退職して40年あまりが過ぎましたが、今も忘れることのできない銀行名なのです。
そんなゆかりを思い出しながら今年も「もみじニューイヤーコンサート」を楽しみました。
いのちとうとし
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