修復したのですが
10月29日のブログこれ、壊れていますよね: 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com)で紹介した「NHKのビルが建つ敷地の南東角に設置されている時計」の修復が完了したようです。したようですとは、曖昧な表現ですが。
数日前、散歩の途中で気づいたのですが、NHKビル前の壊れていた時計を見ると、何か以前見た様子と違う違和感を感じます。
おかしいなとよくよく見ると、以前は残っていた短針も無くなり、真ん中の小さな円は、真っ白になっています。時計としての姿は全くなくなっていますので、修復途中かなと思いNHK広島放送局の受付に行き、聞いてみることにしました。
「あの時計修復が終わったのですか」と尋ねると「そうなんです。古い時計だったもので、部品を取りそろえることができず、時計としての修復はできませんでした。」との答えでした。そういえば、10月29日のブログに「NHKの問い合わせた答えとして『修理を検討しているのですが、何分にも古いもの(ビルが建って30年ぐらい経つ)なので、どう修理するのか手配ができずにいます。オーナーさんとも相談して、どうするか検討中です。』」と書きましたが、結局時計としての修復は不可能だったようです。
1996年3月に完成したこのモニュメントは「宇(そら)の広場」の名称が付けられています。広島城が作られたころ、このあたりまでが海で、太古の昔から月が見守ってきたことを象徴するものとして、海水中の岩(岩礁)を照らし出していた月の推移を三日月と満月で表現したものでした。
設計者坂上直哉さんは「右側の時計は満月を表現し、左側には三日月を配し、月の推移をあらわすと共に、時の流れを今度はこの大時計が未来に向かって刻むことになる」との想いを込められていたようです。
修復が終わったといっても、時計の針がなくなり未来に向かって時を刻むことはできなくなりましたが、本来の満月としての表現はよりはっきりとしたように思われます。
そんな思いで、このモニュメントがこれからも市民に親しまれればよいなと感じながら、この場を後にしました。
いのちとうとし
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