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2024年1月 1日 (月)

2024年 新しい年を迎えて

明けましたおめでとうございます。

2411  田谷行平さんから届いた絵馬

新しい年をどのような思いで迎えられたでしょうか。

今年は、原水爆禁止広島県協議会にとって二つの大切な節目の年を迎えます。

一つは、今年の9月7日に原水爆禁止広島県協議会発足70年を迎えます。

1954年3月1日のビキニ水爆実験被災から燃え上がった国民運動は、広島では5月15日に行われた「原爆・水爆禁止広島市民大会」をスタートに署名運動が開始され、この運動を契機に「原爆水爆禁止広島県民運動連絡本部」が結成され、「百万人の署名」が展開されました。署名運動は、約3ヶ月後の8月21日に目標の百万署名を達成しました。当時の広島県の人口は205万人ですので、その半数の署名を達したことになります。

そして、その署名運動の成果を継続させるための組織として9月7日に「原水爆禁止運動広島県協議会」が、結成されました。この組織が、現在の原水爆禁止広島県協議会(略称「広島県原水禁」)です。それは今に至る「被爆の実相」を原点にした核兵器廃絶の運動組織のスタートだったのです

この70年間、創意工夫をこらしながら「被爆者救援と核兵器廃絶」のための運動を展開してこられた先人の闘いに、しっかりと学びたいと思います。

二つは、今年1月25日は、「反核運動の父」ともよばれた森瀧市郎原水爆禁止国民会議議長が、亡くなられてちょうど30年目に当たります。

森滝先生は、「核と人類は共存できない」「核絶対否定」の原水禁運動の理念を確立されると共に被爆体験後「力の文明から愛の文明へ」と訴え続けてこられました。

森滝先生が、1987年に開催された第1回核被害者世界大会の基調演説で、核社会について「ウラン採掘の段階から放射能廃棄物の処理の段階に至るいわゆる核燃料サイクルの全ての段階で、放射線被害の可能性がある」「その際に、被害者の多くの場合は、弱いものの側に、差別さえ抑圧されているものの側に生ずるのである。」「核の開発利用は構造的に差別・抑圧の構造の上に成り立っているのである。」と告発されたことをニューヨークの会場で耳にしたことを今改めて思い起こしています。

2024年の新年を迎えるに当たり、原水禁運動の歴史をもう一度振り返りながら、「核と人類は共存できない」という深い意味を考え、さらなる原水禁運動の前進を図らなければとの決意を新たにしています。

そして、市民の大切ないのちを奪う、ロシアによるウクライナ侵略、イスラエルによるガザでのパレスチナ人へのジェノサイトともいえる虐殺を始めとする戦争を許さない声を粘り強くあげつづけるヒロシマの役割を果たしたいと思います。

そんな思いをこのブログでも発信し続けたいと思いながら、新年を迎えました。本年もよろしくお願いします。

いのちとうとし

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