パレスチナ・イスラエル問題へのつぶやき
イスラエル・ハマスの双方が人質解放に向けて動き出し、暫定的に停戦に入った。中東のこの地域の問題は遥か昔の歴史から現在にわたって続いている。
うちの子どもの学校のクラブ活動で、ちょうどガザ地区の子どもたちと交流した翌日の10月7日にハマスがイスラエルを攻撃し始めた。現在交流したガザ地区の子どもたちの消息は不明だそうだ。うちの子どもは衝撃を受けて、なけなしのこづかいをはたいて、ガザ地区支援募金をした。また、11月19日に広島国際会議場で開催された国際フェスタにもクラブでブースを出して、ガザ地区との交流を紹介し、ガザ地区の子どもたちが描いた絵を配っていた。
国際フェスタにて
ただ、なぜこのような事態になってしまったかをうちの子どもに問うてみたが、ぼんやりと領土問題くらいにしか理解していない。過去に長い歴史的に迫害されたユダヤ人がイスラエルを建国し、そのため今度はパレスチナ人が迫害された。どちらもその地は自分たちの国のはずだった。そのイスラエル建国さえもイギリス・アメリカの身勝手な政策のために利用されたものだった。子どもはクラブ活動で学んだり、あらためて私が説明してみたが、理解は難しい。ユダヤ人=ホロコーストの被害者という構図ができてはいるが、1945年以降の中東戦争では必ずしもその構図ではない。どちらも正義をかざし何度も泥沼の戦争を続けている。一時期ラビン首相たちがオスロ合意を結び和平に歩み寄っていたが、結局暗殺された。和平に向けて動くと反対派に抹殺される。うちの子どもは、来年から学校の社会科では世界史を選択するそうだ。多くの「〇〇の戦い」とうものを学ぶだろう。国と国、民族と民族の対立を、ただの受験勉強の一単語としてとらえることなく、その歴史的背景を理解し、現在にも通じるものとして学んでほしいものだ。
Mumei
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