2024年度憲法を守る広島県民会議総会
憲法を守る広島県民会議は、19日午後6時から自治労会館で2024年度の総会を開催しました。
大瀬敬昭事務次長局長(平和運動センター事務局長)の司会で開会した総会は、総会議長に貴田月美常任幹事(I女性会議)を選出し議事に入りました。
最初に、山田延廣代表委員(弁護士)が、あいさつ。山田代表委員は「私たちは、ただ憲法を守ると言うだけでなく、生活に憲法に活かすことを活動の中心にしてきました。様々な活動ができたのも、県民会議に結集する団体、個人の力が有ったからです。岸田首相がすすめる『敵基地攻撃』の考え方は、今ガザで起きていることと同じことが、起こると言うことです。また、憲法審査会は、週一回ということに固執して開催されており、改憲の動きを心配していたのですが、安倍、二階派の『政治の金』の問題が浮上しています。これは自民党政権が劣化していることを示しています。私たちは、国民の声に沿い、今あるべき情勢に沿った活動を続けています。いったん戦争になった時、結局国民が犠牲になることを今の情勢は示しています。私たちの活動をしっかりと継続していかなければなりません」と訴えました。
続いて、藤本講治事務局長から、2023年度の活動報告、2024年度の活動方針が提起されました。
主な方針は、従来からの活動「『輝け9条!活かそう憲法』5.3意見広告」「平和といのちと人権を!ヒロシマ憲法集会」「憲法理念の実現をめざす第61回護憲大会」「12.8不戦の誓いヒロシマ集会」「紀元節復活反対!平和・民主主義・人権を守る2・11ヒロシマ集会」や5月に開催される「復帰52年5・15沖縄平和行進」など、県護憲として取り組んできた独自の行動を強化すると共に、戦争をさせない・9条壊すな!ヒロシマ総がかりき行動の街頭アピール行動や様々な集会に積極的の取り組み、憲法改悪を許さない行動を引き続き行っていくという内容です。
提起された、報告、方針は、満場一致で確認されました。
その後、会計報告、予算案が提案され、承認を受けました。役員改選は、組織の役員体制による常任幹事一名の変更が提案され、その他は全員留任することが承認されました。
総会終了後、私が「憲法をめぐる状況」と題して30分間の講演を行い、全ての日程を終了しました。
岸田首相が、憲法尊重擁護義務を踏みにじって「総裁任期中に憲法改正を実現したいという思いはいささかも変わりはない」と国会で答弁し、野党の日本維新の会、国民民主党などから早期の改憲を求める発言が相次いでいることを考えると、憲法をめぐる情勢は、かなり厳しいものがあります。しかし、「政治と金」の問題で、国民の政治への信頼は、大きく揺らいでいます。国民の信頼を失った政治の中で、憲法改正を推し進めるようなことがあってはならないと思います。大事なことは、国の基本を定めた憲法を改正するのかを決めるのは、最後は国民一人ひとりの判断に委ねられているということです。それは、最終的には「国民投票」で決することになるということですので、私たちのさらなる運動の強化が求められています。
そういう運動を粘り強く続けることが確認された今年の「憲法を守る広島県民会議」の総会でした。
いのちとうとし
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