広島県原水禁常任理事会と被爆78周年原水爆禁止世界大会広島県実行委員会
広島県原水禁は、一昨日(29日)午後5時から、11月の県原水禁常任理事会、午後6時から被爆78周年原水爆禁止世界大会第3回広島県実行委員会を開催し、被爆78周年原水禁大会広島大会の総括を行いました。
以下、提案された総括案の一部を紹介します。
「大会の概要」では、
①コロナ禍で縮小を余儀なくされていた大会が、3年ぶりに制限なしで開催され、2,100人の参加があった。
②日本政府に「核抑止力論から脱却し核兵器禁止条約にたただきに署名・批准を求める」とともに福島原発の汚染水の放出強行を強く批判した。
③山口県上関町への使用済み核燃料中間貯蔵施設建設の動きに反対する「特別決議」を採択した。
④大会会場での高校生平和大使の活動および広島県被団協への支援を呼びかけたカンパが、477,557円集まった。
「分科会」では、6つの分科会に合計960人、国際シンポジウムは42人、2つのフィールドワークには、118人の参加があった。
全体として、事務局の予想を超える参加があり、資料不足や入りきれない会場があり、今後の課題となった。
「内容的課題」として
①様々な運動的な課題とともに、次世代への運動の継承という大きな課題を背負った大会だった。特に参加者の半数以上が初参加者であり、参加者がもう少し主体的に関われないか(聞くばかりでないものに)との感想も出されており、全国の議論に反映する。
②高校生平和大使やカクワカへの評価が若い層からも高いものがありました。子どもの広場に関わった大学生も含め、引き続き、開会総会・分科会問わず活動に参加してもらえるよう取り組んでいく。
「非核平和行進」では、
コロナ禍で久しぶりの開催となったこと、さらには酷暑の中、また参加人数の減少もあり、行進を中止した地区やコースもあった。また、行進はしたものの参加者から見直しも含めたあり方を問う厳しい声も出されている。来年は、コース・距離・時間等大幅な見直しも行いながら取り組むことが必要だ。
他にも事務局運営や「分科会会場での任務分担の問題」など大会運営上の課題が、大瀬事務局長から提起され、議論に入りました。
議論では次の二つの課題について、積極的な意見が出されました。
一つは、二日目の午後、参加者に対しどのようなプログラムを提供するかです。大会二日目は、全国からの参加者に広島の実相を学んでもらうため、分科会は午後0時30分で終了していますが、初めての参加者が非常に多いので、広島県実行委員会が「碑めぐり」などのプログラムを提供し、広島にまなぶ場をつくってはどうか。
二つは、「非核平和行進」についてです。特に酷暑が続く中での平和行進となるので、これまでの歴史を尊重しながら、各地区との意見交換をしながら、さまざまな工夫し、継続して実施する。
いずれも来年の世界大会に向けた積極的な意見の提起ですので、さらに論議を深め実現に向けて努力することを確認し、二つの会議は終わりました。
なお、広島県原水禁として来年の5月27日から29日の日程で、福島原発事故に関わる現地視察を行うことを確認しました。
いのちとうとし
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