金剛山歌劇団2023年アンサンブル公演
6日の午後6時30分からJMSアステールプラザ大ホールで「金剛山歌劇団2023年アンサンブル公演」がありました。
今年の公演も「広島朝鮮初級高級学校チャリティーコンサート」として、日朝友好広島県民会や広島県平和運動センターなどが、日朝友好運動を続ける団体や労組などが、支援を行いました。
金剛山歌劇団のオープニングに先立ち、今年も広島朝鮮初級高級学校の生徒が登場しました。最初は、二人の合唱。次は、3人による民族器楽演奏(ヘグム、カヤグム、チャンゴ)です。この3人のグループは、10月31日から11月2日に東京で行われた「第55回在日朝鮮学生中央芸術コンクール」(第55回在日朝鮮学生中央芸術コンクール/優秀作品発表会【動画】 | 朝鮮新報 (chosonsinbo.com))で優秀賞を受賞しています。観覧していた広島朝鮮初級高級学校の生徒たちから大きな歓声と拍手を受けての演奏でした。
生徒たちの出演が終わると、いよいよ金剛山歌劇団の公演です。今年の公演のタイトルは「風になって」です。
オープニングは、公演タイトルとなっている「風にのって」の器楽演奏です。「風にのって」は、「遠く離れた人々の胸に私たちの音色が鳴り響き、それがやがて大きな風となり平和の未来へと導くその日を夢見て作曲された」(プログラムより)作品です。力強く、そして希望に満ちあふれる演奏でした。
以下、混声7重唱、舞踊、女声独唱、独舞、3人舞、女声重唱、舞踊、男声独唱、賀屋軍都チョッテ独奏、ヘグム5重奏、チュンセナプ独奏、民謡メドレー(男性独唱、女声二重唱、混声7重唱)、そして最後は舞踊です。今年は、途中休憩なしで公演が続きました。
雰囲気を知ってもらうため、最後の2つだけプログラムから少し紹介します。民謡メドレーは、「故郷の大地には美しい山野、豊かな恵みを与えてくれる海や川があり、それらは全てわが民族の誇りです。そんな民族の誇りを民謡の音色に乗せてメドレーでお送りします。」選ばれた曲は、「ソンジュプリ」「氷川アリラン」「カトゥリ打令」でした。
最後は、舞踊「カンソンプフンアリラン」でした。この舞踊は、共和国で制作された民族色豊かな舞踊で、朝鮮の代表的な打楽器であるチャンゴを用いて踊る作品で、今年の金剛山歌劇団ツアーで初めて披露されたものです。
毎年公演の最後は、黄金色に輝く稲穂が波打つ水田と、農楽舞踊を軽快に踊る農民を基本に描いた「万豊年」が演じられて会場が大いに盛り上がったものですが、今年の舞踊「カンソンプフンアリラン」も、「万豊年」に劣らず、客席から手拍子が沸き、会場が一体となった雰囲気の中で、公演は終了しました。
会場は撮影禁止ですので、その様子を写真でお伝えできないのが残念ですが、今年も楽しい時間を過ごすことができました。
いのちとうとし
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