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2023年10月 6日 (金)

北海道・笹の墓標展示館全国巡回展in広島

「望郷のおもいを抱いて異国の地で命はてた、あなたお念う。

第2次世界大戦中、日本国内では70万人以上の朝鮮人強制連行・強制労働がありました。北海道朱鞠内での雨龍ダム建設では、多くの朝鮮人・日本人が犠牲になり笹ヤブの下に埋められ、忘れ去られました。忘れ去られた犠牲者を遺族のもとに帰そうと、1980年から遺骨の発掘が僧侶や市民の手によって始まり、97年からは東アジアの青年たちが集い、交流し、遺族に届けてきました。犠牲者の遺品や交流の記録から、過去と出会い、現在、未来を考えます。」(巡回展チラシから引用)

1980年5月から北海道北部にある朱鞠内の山奥深い笹ヤブの下に埋められていた朝鮮人強制労働・たこ部屋労働犠牲者の遺骨掘り出し運動が始まり、2015年9月、発掘された115体の遺骨が、僧侶や市民の手によって、70年ぶりに里帰りを果たしました。

「北海道・笹の墓標展示館全国巡回展in広島」は、この歴史的事業を振り返り、未来継承したいとも思いで、開催されたものです。

私も、巡回展広島実行委員会の一人吉川徹忍さんの誘いを受け、初日の今月3日に会場となっている本願寺広島別院共命ホール(中区寺町)に行ってきました。

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初日の3日は、犠牲者遺品・記録の展示の他、午後2時から同会場で2015年の遺骨奉還の様子を記録したドキュメント映画「長き眠り」が、上映されましたので、その映画を見に行ってきました。この映画は、巡回展最終日の10日の午前11時から上映が予定されています。

映画上映が終わると、友人のペ・ハクテさんの鎮魂のチャンゴの演奏、

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そして遺骨発掘、韓国への遺骨送還運動の中心的役割を担われた浄土真宗本願寺派・一乗寺住職殿平善彦さんの講演がありました。

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殿平さんの講演のほんの一部ですが、強く印象に残った話を紹介します。

「強制労働犠牲者の遺骨と向き合い、人との繋がりを作ることが平和を作ることだと思うが、しかし、それはなかなか難しい。1982年初めて韓国に行った。『遺骨を帰したいと思った』その時は、喜んでもらえるだろうと思っていた。しかし、遺族に厳しく接しられた。『遺骨だけ持ってきてどうするのか。きちんと謝罪することこそ大事ではないか。』当時韓国では、強制連行・強制労働は誰でも知っていた。しかし、日本ではほとんど知られていなかった。この時、韓国人の思いを日本人に知らせなければならないと強く思った。

真っ黒な遺骨。死者のとの出会い。遺骨に出合ったら祈られずにはいられない。なぜ祈るのか。非業の死をした死者に対し手、ここでどんな死をしたのか、どのように埋められたのか。そして、対立を超えてこの死者に対して何ができるのだろうかと考えるようになった。再び繰り返さないためには、私たちは何ができるのか考えざるを得ない」

最近の政治状況を考える時、殿平さんの言葉が私の心に突き刺さりました。

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今回の「北海道・笹の墓標展示館全国巡回展in広島」では、朱鞠内の犠牲者遺品・記録展示だけでなく、広島での開催らしく、広島朝鮮学園の子どもたちの作品や庄原高野の「高暮ダム」関連資料、朝鮮半島徴用工被爆者問題、広島安野発電所・中国人強制連行被害者に関する資料も展示されています。

犠牲者遺品・記録展示は、8日9日を除く10日までの午前10時から午後4時まで行われています。

最終日の10日には、午前11時から映画「長き眠り」の上映、午後1時からは、広島別院本堂において「朝鮮人強制労働犠牲者追悼法要」と広島朝鮮学園生徒の歌と踊り、そして金英鉉(キム・ヨンヒョン)さん(笹の墓標展示館再生・和解と平和の森を作る実行委員会)の講演「東アジアの未来に希望の種を」が行われます。

ぜひご参加ください。

いのちとうとし

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