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2023年10月14日 (土)

ガザ戦闘の拡大ストップ!―原爆ドーム前アピール行動

昨日「ガザ戦闘の拡大ストップ!」の思いを広島から届けようと午後5時半から原爆ドーム前で、市民の四つアピール行動が行われました。

「急なお知らせとなってしまいましたが、地上戦が始まったら、ほんとうに大変なことになります。

ガザでは万単位の死者が出るかも知れません。

他の地域にも拡大する可能性がありますし、イスラエルが核保有国であることも深刻な懸念材料です。

ともかく今は、さらなる暴力の応力のエスカレーションを止めることです。」

こう前書きされ、「ガザ戦闘拡大ストップ!~先ずはパレスチナ占領を続けるイスラエルに、地上戦回避を求めます~ 原爆ドームスタンディング 10月13日(金)17時集合 17時30分からアピール、一言メッセージ~歌や踊りでのアピールも大歓迎です」との呼びかけが、前日の12日夕方に届きました。

呼びかけたのは、旧知の広島市立大学准教授の田浪亜央江さんです。

私も、この呼びかけに応えて昨晩原爆ドーム前でのアピール行動に参加しました。

午後5時半、私が少し遅れて原爆ドーム前に着くと、参加者が原爆ドームを背に集合写真を撮り終えたところでした。「なぜ、こんなに早く」と思ったのですが、その意味は、そのあとの呼びかけ人田浪さんのあいさつで理解できました。

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「今撮った集合写真をガザの友人に送りました。広島での行動を受け止めたというメッセージが返ってきました。」そうなのです。この広島の行動を日没前にとって早くガザに届けたかったのです。田浪さんの話は続きます。「写真を届けた女性は、30年間、今まで一度もガザを離れたことがありません。というか離れることができなかったのです。少し前の連絡では、家族一緒にどこに逃げようかとずっと考えているということでした。イスラエルの進出で200万のガザの住民が暴力的に封鎖状態に置かれています。イスラエルは、16年間封鎖し続け、その間最低の数の食料や医薬品しか入れていないのです。今回のハマスの攻撃には、問題がありますが、そうした思いにさせたのはイスラエルの占領政策によってです。今イスラエルが準備している軍事攻撃は、まさにガザに対するジェノサイトでしかありません。この地広島から、軍事攻撃はさせないという声を上げましょう」

田浪さんの呼びかけで、参加者がアピールや歌で自分の思いを訴えます。

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途中日没の時間となり、呼びかけ人が準備したキャンドルにも火が灯され、一人一人が手にします。

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開始から1時間、午後6時半に約30人あまりが参加したこのアピール行動は終了しました。

アメリカをはじめ西側の諸国がこぞって、イスラエル支持を表明していますが、イスラエル軍によって周囲を完全に封鎖されたガザ地区では、食料、医薬品、電気、燃料が遮断され、人道上の悪化が進んでいます。

12日までにパレスチナ、イスラエル双方ですでに2700人を超える人々の命が奪われています。ガザ地区では、女性や子どもの犠牲が絶え間なく続いています。

イスラエル軍が、地上侵攻を開始すれば、「天井のない監獄」と呼ばれるガザ地区で、深刻な被害、とりわけ市民の犠牲が拡大することは、明らかです。

イスラエル、パレスチナ双方の歴史的問題が存在することはとりあえず置いたとしても、これ以上の市民の犠牲を出さないためには、イスラエル軍の地上侵攻を絶対にさせてはなりません。

「ガザ戦闘の拡大ストップ!」広島からさらに大きな声を上げましょう。

いのちとうとし

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