久しぶりの広島交響楽団演奏会鑑賞
「明日の夕方の広響演奏会のチケットが2枚あるけど、行けるようだったら譲りますよ」
土曜日の夜、いつもこのブログに「ブルベリー農園」の原稿を送ってくれる遊川さんから電話がありました。もちろん「イエス、イエス」です。
コロナ禍前は、「音楽の花束シリーズ」(年3回)など年数回広島交響楽団の演奏会を聞きに行っていましたが、最近足が遠のいていました。遊川さんの好意で、久しぶりの広島交響楽団演奏会の鑑賞です。
「第37回広響ホットコンサート このまち思いシンフォニー」とタイトルの付いたこのコンサートは、広島ガスが「1987年から地域社会への貢献と広島交響楽団の活動を支援するため」(「広島ガス100年史」より)に毎年行っている演奏会です。後で知ったのですが、今年も公募により600組1200名の無料招待券が配布されたようです。
広島ガス100年史によれば、スタートとなった1987年の演奏会は、奇しくも今年と同じ9月3日に同じ会場の厚生年金会館(現「広島文化学園HBGホール」)で開催されたそうです。さらに当日の様子を次のように記しています。「当日は、開場時間を繰り上げるほどの盛況で、満員の観衆は、熱の入った演奏に聞き入った。これを契機として、毎年秋に行われることになった。」
当日配布されたパンフレットには「このまちの皆さまとともに 音楽で明るい未来を紡いでいく希望のひとときをお届けします」と書かれています。以下もパンフレットからの引用です。
「今年のコンサートの指揮は、世界の巨匠カラヤンが育てた最後の愛弟子山下一史氏(広島市出身)。ソリストは、幼少期を広島で過ごし、高校在学中に日本音楽コンクールで最年少優勝を果たしたピアニスト・吉見友貴氏。2000年生まれの新鋭です。」
広島ゆかりの二人の指揮と演奏でした。
演奏の評価をする力はありませんので、当日の演目を紹介します。
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
もちろん、ソリスト吉見友貴さんの演奏です。
アンコール曲は、ショパン作曲「マズルカ作品50-2」でした。
ここで15分の休憩。後半は、
リスト:ハンガリー狂詩曲2番
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲より「「シチリアーナ」
シベリウス:交響詩「フィンランディア」Op.26
アンコール曲は、シベリウス作曲「組曲『カレリア』より『行進曲風に』」でした。
レスピーギ以外は、一度は聞いたことのある曲でしたので、楽しく聞くことができました。
最後に観客の拍手に応えて登場された指揮者の山下一史から、マイクなしでこんなあいさつがありました。
「広響の皆さんとは、2年前にここで一緒に演奏しましたが、その時は観客席には、全く人の姿がありませんでした。今日は、ほぼ満席の中での演奏。演奏をしながら観客席からの反応を感じながら演奏することができました。観客と一体となった演奏こそ本来の演奏会だと実感しています。
広島ガスさんの演奏会も今回で37回、本当に長く支援していただいています。どうか、これからも長くこの『広響ホットコンサート』が続けられるようご支援をください。」
帰宅後、遊川さんに「久しぶりの生演奏、二人で楽しい時間を過ごしました。感謝です。』とメールを送ったところ「コンサートの最後の『フィンランディア』は聞きたかったですね。いい時間が過ごせてよかったです」と返信がありました。
いのちとうとし
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