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2023年9月10日 (日)

平和友好祭で話しをして思ったこと

 9月2日~3日、廿日市市の吉和にある県立もみのき森林公園で開催された第48回広島県青年女性平和友好祭典(平友祭)に参加し、3日の午前中に講演をしました。

もみのき森林公園は標高が900メートル近くにあり、残暑が厳しい中でも秋の気配を感じさせてくれました。

私も何十年か前の平友祭に、参加したことがあります。呉市の野呂山キャンプ場で開催され、まだ青年だったと記憶しています。

なんといっても平友祭が今でも開催されているということに、強い感銘を受けました。参加者は総勢71人、広島県東部からの参加者が多く、駐車場には大型バスも止まっていました。コロナ禍で何年か中断していたようで、久しぶりに集まっての開催となったようです。

参加者は初日、スポーツ祭典としてビーチボールバレーを楽しみ、その後に被爆者から体験を聴き、夕食はバーベキューを楽しんだとのことでした。

私の講演のタイトルは「中国地方は原発問題のすべてあり!」というもので、副題として「新設・増設・再稼働・廃炉・中間貯蔵施設など」としました。

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参加者は市役所などの行政組織で働いている人が多く、原発事故時の避難計画に関心を持っていたようで、熱心に聴いていました。

 1時間の講演を終えて、10分間のトイレ休憩の時間に若い方に話しかけたら、「今まではなんとなく解っていたつもりになっていたことが、はっきりした」という声を聞き嬉しかったです。

 質疑応答では、①なぜこんな中でも日本は原発を止めないのか②原発に頼らない再生可能エネルギーのこと③中間貯蔵施設の役割りと、今後の動きの予想④上関町祝島になぜI(アイ)ターンがいるのか、などなどの質問が時間いっぱい集中しました。

 こういう題名で話しをしていて思うことは、私たちの年齢では当然知っているはずのことを、どの程度リアルに知っているかが推察できないことです。具体的には島根県からの政治家の名前で、例えば衆議院議長をしていた桜内義雄さんとか、総理大臣をしていた竹下登さんのことです。竹下登さんならミュージシャンDAIGOのおじいさんの方が解りやすいかもですね。

そして原発問題は、なんといっても専門用語が多くあります。例えば「島根原発2号機がB(沸騰水)型原発の最初の再稼働になること」と話したのでは理解されません。「島根原発が、福島原発事故の原発と同じ形の原発の再稼働になる心配」とした方が良いと思うのです。

 私たちでは日常的に使う言葉でも、聴いている人には専門用語として理解できなかったら、可哀想なことです。

 原水禁大会参加者も多くが初参加という状況ですから、「解りやすく」ということにもっと気配りすることが大切だと思っています。聴いている人の理解度を測る手段、それは聴いている人たちの顔の表情ですね。

 涼しいもみのき森林公園から帰宅したら、猛暑が待っていました。いつまでこの暑さは続くのかを感じた一日でした。

木原省治

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