「世界の子どもの平和のための美術展」(せこへい美術館)
11日付け中国新聞の「情報交差点・展示」を見ていると「世界の子どもの平和のための美術展」(せこへい美術館)が、16日まで県民文化センターで開催されていることが案内されていました。
旧日銀広島支店の建物で開催されたこの美術館に何度か足を運んだことがありましたので、その日の午後1時過ぎに会場に行ってみました。
地下1階の第1展示室に行ってみると何か様子が変です。カキ船問題を一緒に取り組んだ人たちの姿見えましたので、「まだですか」と声をかけました。「今日は、午後3時にオープンをします。今準備中なんですよ」との返答。
中国新聞には、その日の午後からのオープンということで、「世界の子どもの平和のための美術展 せこへい美術館」は、まだ準備中だったのです。
オープン(午後3時)までには少し時間がありますので、いったん会場を後にし、この美術展の原点とも言える旧広島市民球場跡地(現ひろしまゲートパーク)に、2001年8月6日に建立された「世界の子どもの平和像」を見に行きました。この像には、「核も戦争もない21世紀の実現を願うヒロシマの子どもたちの愛と平和のメッセージ」を伝えるために作られたものです。
「世界の子どもの平和像」が完成した後、これに関わった高校生たちが、「像を作ったから終わりではなく、続けて行動することが大切ではないか」と訴え、翌年から始まったのがこの「せこへい美術館」です。
別の用事を済ませて午後4時過ぎ、再び会場を訪れました。オープンセレモニーが終わったばかりだったからでしょうか、会場には多くの人の姿がありました。報道関係者の姿もあります。
世界の子どもたちの絵、招待作家の展示コーナー、セミパラチンスクの写真展、沖縄の子どもの絵、ユニセクの活動紹介などが展示されていますが、メインは、9枚?のボディ・マッピングです。
ボディ・マッピングとは、畳一帖大の紙に、体の輪郭を型取って、その人のこれまでの体験した出来事、心身で感じる痛みや喜び、大切な思いや将来の希望などを身体図にマッピングしていくアートのことです。今回の作品は、被爆者の方たちです。被爆者の話を聞きながら高校生が、被爆者と一緒にその人生をマッピングしたそうです。
写真は、そのうちの3枚です。1枚1枚をゆっくり見ると良いと思います。
展示を見ていた気になったことがあります。
イラク、カザフスタン、パレスチナ、フランス、シリア、エクアドル、カンボジアから送られてきた子どもたちの絵の中に、ウクライナの子どもたちの絵がありました。
他の国の子どもたちの絵と比べると、大きな違いが目に付きます。戦争の場面を描いた絵がほとんどです。戦車、傷ついた兵士の姿、爆撃によって燃えあがる街、住宅。これが今、ウクライナのこともたちが描く平和の絵なのです。
早く、他国の子どもたちと同じように花や、ハトなどが描けるように「即時の停戦・休戦」が必要だと痛感します。
「世界の子どもの平和のための美術展」(せこへい美術館)は、16日まで午前9時から午後5時まで開館しています。近くまで出かけたら一度会場に行ってみてください。
いのちとうとし
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