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2023年8月19日 (土)

広島中央図書館企画展「いしぶみは語る」―その2

昨日のつづきで、「広島市内の碑③」からです。

「広島市内の碑③」は、地域の慰霊碑やその他さまざまな慰霊碑が紹介されています。

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取り上げられているのは、福島地区町民慰霊碑や広島県防空機動隊員慰霊碑など8つの碑です。今まで一度も訪れたことのない碑が最も多いのがこのコーナーです。初めて名前を目にする書籍も多くあります。何度か訪れようと思いながら実現していない「戸坂供養塔」もあります。少し涼しくなったら行ってみようと思います。

「広島市内の碑④」は、その他さまざまな慰霊碑のコーナーです。

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このコーナーは「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」「移動演劇さくら隊原爆殉難碑」「原爆供養塔」など7つの碑が紹介されています。全て何度も訪れたことのある碑です。よく知られた碑だからでしょう関連する書籍も多様です。中国新聞記事も多数採用されています。

「広島市内の碑⑤」は、平和記念碑です。

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「嵐の中の母子像」「平和の鐘」「原爆の子の像」など、全て平和公園内にあるもので、なじみの碑ばかりです。やはりという感じですが、「原爆の子の像」に関する資料が多く展示されているのが、特徴的です。

同じような写真ばかりが並んでしまいましたが、これで「広島市内の碑」五つのコーナーめぐりは終わりです。

全国の原爆慰霊碑・平和記念碑も一部ですが紹介されています。

目を引くのは、「広大生による全国の原爆碑の調査」に関する展示です。昨日掲載した1枚目の写真(会場正面)の下側に展示されています。

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展示されている昨年5月16日付けの中国新聞記事から引用します。

「全国の原爆に関連した碑の分布や特徴を昨年春から調べている広島大学教育学部の社会系コース2年生の4人が、36都道府県に計544基あることを確認した。『建立背景は、地域と時期によりさまざま。どれも関係者の思いがこもっている』」

この調査の結果、最も古い碑は「戸坂供養塔 1945年」だとし「爆心地から約5キロ北にある市営墓地内に建っています。被爆直後、中心部から避難してきた多くの被災者は、戸坂国民学校(現戸坂小学校)に設置された臨時の陸軍病院に収容されました。地区で死亡した約600人を火葬した後、慰霊する目的で建立されました。」と解説が書かれています。

この文章を読んで、この碑を訪れてみなければという思いをさらに強くしました。

同じパネルに長崎で最も古い碑、長崎市長崎工業高校内に建つ「弔魂碑」についても紹介されています。

全国原爆碑リストも展示されていますので、一見の価値があります。

その他「広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)」に関する資料も多数(各コーナーで最も多い資料)展示されています。

これで「広島中央図書館企画展『いしぶみは語る』」見学の報告は終わりです。

このコーナーに隣接して(常設と思われる)「ヒロシマ文学碑」に関する展示スペースがあります。一昨日のブログ「原爆・反戦詩を朗読する市民のつどい」で紹介した「広島文学資料室」に納められた資料の一部が展示されていると思われます。

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もう少し多くの資料が常設展示できるコーナーになればと思いながら帰宅しました。

いのちとうとし

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