国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の新しいパンフレット
今月初め、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(以下「国立原爆死没者追悼祈念館」)の村上雅之館長から次のようなメールが届きました。
「お約束しておりましたパンフレットの改訂作業がようやく完了しましたので、取り急ぎお知らせします。
主な変更点は、①地下2階のスロープに関する説明文として『スロープの壁面には、原爆投下に至る経緯や被害の概要が6枚のパネルに記載されています。』を加えた点 ②地下1階の企画展示室の写真を今年3月にリニューアルした展示室のものに更新した点 の2点です。」
今回のパンフレットの修正の①は、私が、国立原爆死没者追悼祈念館の地下1階から地下2階の『追悼空間』に至るスロープに掲げられた「6枚の説明文を出来るだけ多くの人に知ってほしい」と思い、要望していた修正の第2弾です。
第1弾は、昨年11月11日のブログ国立広島原爆死没者追悼平和祈念館のホームページ改修: 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com)で紹介しました。
修正された新しいパンフレットは、21日から配布することになるということでしたので、早速貰いに行ってきました。
修正されたパンフレットの地下2階部分です。
該当する箇所は、このページの中程にあるフロアー図の右側です。その部分を拡大します。
「追悼空間スロープ」の説明文の下2行が追加されています。
古いパンフレットの同じ部分です。
小さな文字の2行の追加ですので、パンフレットを手にしても、どれだけの人が気づいてくれるのかは不明です。しかし、これまで6枚の説明板については、全く記載されていなかったことを思えば、先のホームページの修正とともに、今回のパンフレットの修正によって、広島の被爆者の皆さんの思いがこもった説明板に関心を持っていただく機会が増えるのではないかと期待しています。
長い間「この説明板のことが余り大切に扱われていない」と感じ,気になっていましたので、今回ホームページにつづきパンフレットにも(全文ではありませんが)、6枚のパネルがあることが追加されたことは、少し変化ではありますが、前進させることができたと思っています。
なお、当面は日本語版のみの改訂となっていますが、今後英語版、中国語版、ハングル版も順次改訂されることになっています。
いのちとうとし
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今日の中国新聞、元平岡広島市長さんの記事がありました。週刊新潮の今週号の変見自在、吉田元首相の話。事実なら、アメリカを、手玉に取りましたね。
投稿: ph | 2023年6月26日 (月) 22時15分
phさん
コメントありがとうございました。
中国新聞の平岡さんの記事、私も興味深く、そして思いを共有しながら読ませていただきました。
週刊新潮の記事は読んでいませんので、答えようがありませんが、広島がしっかりしないとどんどんアメリカの言いなりに巻き込まれていく気がします。
投稿: いのちとうとし | 2023年6月27日 (火) 15時08分