ライブ・イン「浄土の真宗」―念仏の平和コンサートin広島別院
友人に誘われて,昨日午後1時半から本願寺広島別院本堂で開催された「ライブ・イン『浄土の真宗』―念仏の平和コンサートin広島別院」に行ってきました。
広島別院では、偶数月の1日に「広島別院豊耳会(ほうにかい)仏教講座」が開催されていますが、今月は特別に「コンサート」が行われることになったようで,私も誘っていただきました。
出演者は、「近藤龍麿&天白真央 with Hobo’s」です。このメンバーは、名前が出ている二人の「シンガー・ソングライター」を中心に、<平和への願いと如来の大きな慈悲の心>を歌い続ける真宗大谷派僧侶によって構成されています。
今回は、「近藤龍麿&天白真央 with Hobo’s」にとっても待望の被爆地広島でのピースコンサートだったようです。
コンサートではありますが、仏教講座の一環として開催されましたので、参加者全員による「讃仏偈」の唱和からスタートしました。私は、教本もありませんので、ただ最初と最後の念仏を唱えるだけでした。
「讃仏偈」(さんぶつげ)の唱和が終わると、いよいよコンサートの始まりです。
最初は、近藤龍麿作詞、近藤龍麿・天白真央作曲の「南無阿弥陀仏」の演奏です。
8人のメンバーに加え、地元の女性4人のコーラスが入ります。コーラスの4人は、西本願寺派、東本願寺派のそれぞれ2名づつで構成されていました。
この歌だけ歌詞を印刷した資料が配付されましたので、その最初を紹介します。
ナムアミダ ナムアミダ
ナムアミダブツ ナムアミダブツ
我らは迷いの人 弥陀の船に乗り
これで最後の 人生(いのち)を生きる
雲はわき雨が ふりそそぐ
大地につながる いのちの音
(以下略)
この歌が終わると「近藤龍麿&天白真央 with Hobo’s」によるコンサートです。
71歳の近藤龍麿さんを最高に全員が60代の僧侶ですが、10数曲の歌が休みなしで続きました。
その内3曲だけ、核に関わる歌が披露されました。
タイトルは「一本の鉛筆」、原発銀座と言われる福井をテーマにした「若狭の海」そして原発事故後の福島県飯舘村で作られた「ふるさと」です。
「一本の鉛筆」は、1974年の第1回広島平和音楽祭で、美空ひばりが歌った歌です。この歌を独唱した天白真央は、「広島で歌うことに深く気持ちが入っています」と話した上での歌唱でした。
歌われた歌は、全て仏教との関わりや人の生き様に関わるもので「念仏と平和コンサート」のタイトルにふさわしいものだったような気がします。
本願寺広島別院本堂という特別の場所で聞くこれらの歌は、いつもと違う思いで聞くコンサートでした。
いのちとうとし
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