「一里玉」
昨朝11時過ぎ,インターホーンが鳴るので玄関のドアを開けると、郵便配達員がレターパックを手に立っています。受け取って依頼主を見ると府中の小川敏男さんです。「あめ玉を送ってくれたな」とすぐピーンときました。
実は先日届いた小川さんからの「ブログの間違いがあります」とのメールの最後に「今日は松江市で行われる自治労退職者会の中四国ブロック会議へ行きます。今日は出雲そばを食」べて、帰りに雲南市吉田町の一里玉を買って帰る予定です。」と書かれていたので、その返信に「吉田の一里玉って何ですか。買ったら写真を送ってください。」と書いて送りました。このメールを読んで、私にも「一里玉を食べさせよう」と送っていただいたようです。「オロチのめん玉」も同封されていました。
このレターパックには、「一里玉」を買いに行ったときの様子を記載した文書(小川さんのフェースブックの原稿)が同封されていましたので、小川さんに断り、以下に掲載させていただきます。
奥出雲殺人事件 浅見光彦が行く! 2023年5月31日(水)
奥出雲殺人事件の手掛かりの一つが「一里玉」である。それを追って府中の浅見光彦と言われている旅のルポライター小川敏男が追った。
手掛かりは亀井亜紀子元衆議院議員のフェイスブックだった。
そこには「一里玉」の写真と島根県吉田町で買ったとある。店の名前は亀栄堂となっている。
早速、今日(5月31日)行ってみた。
松江自動車道(やまなみ)の雲南吉田ICで降りる。ひょっとして道の駅「たたらば壱番地」で売っているのではと思い聞いてみると、「一里玉は売っていません。一里玉を売っている亀栄堂(きえいどう)の行き方は事務所で聞いてくれ」と言う。忙しいのかそっ気のない女性だった。
事務所へ行くと、半袖の黒いスポーツシャツを着たいかにも人のよさそうな人が、地図で行き方を説明してくれて、「亀栄堂さんはここから10分ぐらいだ」と言う。カーナビなので電話番号を聞くと電話帳から0854-74-0011と調べてくれた。カーナビに電話番号を入れて向かう。なお、マップには吉原亀栄堂となっている。
川筋を走り、カーナビが左ですと言うので曲がってみると、風景が変わった。「たたらの里」と看板がある。
少し坂を走ってみると「鉄の歴史博物館」の向かいにその店はあった。それにしても情緒ある通りだ。
「鉄の歴史博物館」の横の駐車場に愛車のソアラ・・・ではなくホンダNボックスを止めた。
亀栄堂に入り聞いてみると、一里玉は飴玉であった。名前の由来は「1口なめると一里は歩ける」と言うキャッチフレーズだ。
どこからきたのかとおかみさんが聞くので、「東京の府中市から来ました」と言うと、「どこか都会的な人が入ってこられたのでそうじゃないかと思いました。そりゃ遠くから来られましたね」とお茶を出してくれた。手がかりの品として1袋でいいのに(1袋378円)10袋も買ってしまった。
「映画『砂の器』の亀嵩駅までどのくらいですか」と聞くと30分位だと言われた。犯人が加藤剛、刑事が丹波哲郎、殺されたのが緒形拳の映画を観ました」というと、「私もそれを観ました。あれが一番いい」と言われる。
その後、再び道の駅「たたらば壱番地」に戻り、昼食に出雲の割子そば(3枚720円)を食べて帰路についた。
小川さんの文中の写真は、私が勝手に編集したものです。
「一里玉」をなめ,出雲を思い出しながらこの原稿を書いています。なかなかの味です。
いのちとうとし
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