三原地区,府中地区の5月の「19日行動」
いつものように、三原は藤本さん、府中は小川さんから「19日行動」の報告が届きました。
【三原地区】
5月19日(金)、17時30分から三原駅前に18人が参加して定例の街頭行動を行いました。開会にあたり、司会者から「戦争法の廃止を求める19日行動日。くしくも米国バイデン大統領など7ヵ国の首脳が広島に集まり『G7サミット』が開催されている。被爆地ヒロシマを利用して日米軍事同盟を強化するための場にしてはならない」と冒頭に表明して街宣活動を始めました。
6人のスピーカーは、ロシアのウクライナ戦争の長期化・泥沼化を目の当たりにして、大国がいったん戦争を決意すればどうやっても終わらすことはできない。だからこそ戦争を始めてはならない。戦争をさせない、これこそ外交の力である。そのための政治の力である。岸田政権は平和憲法を堅持し、戦争の準備ではなく、平和の準備に努めるべきだ。と平和・いのち・人権の大切さ、核廃絶を訴えました。
リレートークのまとめで岡崎敏彦さんは、憲法は私たち国民が主権者である。主権者とはいったい何なのか。本当に主権者という意識を持っているでしょうか。と問題を投げかけ、「憲法は政府・国家が守るもの。しかしとんでもない憲法違反を堂々やり、戦争への道へまっしぐらに走っている。国会で多数を占める自公政権と与党化している野党も加わり軍事費の倍増などを決めている」。「本当に腹立たしいが一方で、選挙での投票行為など自分たち主権者たる責務を怠っている。政府をしっかり監視する、憲法が求めている主権者として行動していくことが必要である」。「今の状況を考えれば6月解散・総選挙があるのではないか。続いて憲法改正のための国民投票までも行くという状況にまで来ていると思う。戦後78年間、戦争をさせないできた憲法9条・平和憲法を曲げてしまうのではないかと危惧している。率直に今の現実を見て、岸田政権にレッドカード・NO!を突きつけていくこと。私たちがきちんとした主権者としての責任ある一票を投じていくことが大切である。一つ一つの行動を積み上げていくこと、その積み上げが平和憲法を守り、戦争をさせない私たちの日本・世界をつくることになるのではないでしょうか」と訴えました。
藤本耕治
【府中地区】
午後3時30分から上下Aコープ前9人、府中天満屋前5時から12人の参加で、いずれも30分の行動です。今日はなにか気合が入っているというのか、みなさん声が一段と大きく迫力がありました。G7に向けて横断幕も新たにつくられました。
G7は戦争ではなく平和の準備を! G7 is ready for peace , not war ! G7は今こそ核兵器禁止条約へ署名! G7 must now sing & ratify TPNW ! |
Aさん「上下Aコープ前は午前中の雨があがってくもりです。広島市内ではG7サミットがおこなわれています。マスコミは『核廃絶』と岸田首相の言う『核軍縮』とを区別して報道すべきです。『核軍縮』は核兵器の存在を前提としています。私たちは日本がオバマ元大統領の米国の核兵器先制不使用の宣言に反対し、核兵器禁止条約の加盟をかたくなに拒否していることを知らねばなりません。残念ながらG7は『核兵器廃絶』には言及しないでしょう。広島に住む私たちは今後も粘り強く主張していかなくてはなりません」
Bさん「本日広島でサミットが開かれています。多くの市民が平和のために成功して欲しいと思っています。しかし私は反対です。なぜならばロシアに対して戦争をやめるよう申し入れが全くなされていません。ロシア国内でも戦争をやめようという声はあります。しかしロシア政府によってマスコミが報道しないようにさせられているように感じますし、日本政府もロシアとの外交努力をしているように感じられません。広島サミットをするならロシアで会議をしたらいいと思います。
いま軍事費を増やすことで日本が守れると岸田首相や日本政府は考えていますが、私は軍事力では戦争は止められないと思います。戦争を止められるのは市民、国民の戦争をやめようという声だと思います。多額の税金を使ってサミットをやるより一日も早くウクライナとロシアの戦争をやめるようしてほしいです。なぜ人間はおろかな戦争をするのか、何のために戦争をするのか、私たちも考える必要があります。金儲けのことばかり考えずに将来のことを考えるサミットにしましょう。」
Cさんのまとめ「スピーチも今日から始まったG7を批判・注文をつける意見が出揃いました。一言で言うなら広島を戦争の準備に使うなということです。21日までの3日間、広島が(選挙)地盤と再三喧伝するこの国の首相も含め、核兵器禁止条約を批准しようとしないG7首脳たちには居心地の悪い思いをたくさん感じてほしい。核兵器廃絶の話もせず戦争当時国の首脳「だけ」を呼んで、味方として結束を図ることと戦争に加担することになんの違いがあるんでしょうか? 私たちはそんな振る舞いを歓迎しません」
今日はなにか気合が入っているというのか、みなさん声が一段と大きく迫力がありました。
小川敏男
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