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2023年5月14日 (日)

HANWA核被害者フォ-ラム「世界の核被害者は問う~G7首脳へ」

核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)が主催する「HANWA核被害者フォ-ラム『世界の核被害者はという~G7首脳へ』」が、昨日午後1時半から世界平和記念聖堂で開催されました。

この集会は、タイトルにもあるように核被害者の立場から、核保有3か国を含み核抑止力を安全保障の要とする7か国の首脳が原爆の投下地・広島に集まり何を話し合おうとしているのかを問いかけようと開催されたものです。

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HANWA森滝春子顧問の開会あいさつの後、ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)創始者ティルマン・ラフさんが、オンラインで核被害とは何か?人類の破滅をもたらす核戦争の危機に直面して」と題した基調報告。ティルマンさんは、「核被害の科学的エビデンスと被爆者が長年訴えてきた実体験がしっかりと結びつくことによって核戦争を防ぐ力になる」ことを強調しました。

第2部は、核被害者たちからのアピールです。登壇者の名前と肩書きを羅列します。

切明千枝子さん 広島の被爆者、山家(やんべ)真紀さん 福島原発事故被害者、朝長万朝男さん 長崎大学名誉教授/核廃絶地球市民集会ナガサキ代表、次の3人はビデオメッセージ アッシシ・ビルリさん インド ジャドゴダ・ウラン鉱山放射能反対同盟、イサイア・モンビロさん コンゴ・シンコロブエ鉱山核被害コンゴ市民社会NGO代表、エヴェレン レレボウ=ジェアリックさん マーシャル諸島核実験被害者二世、ジャナン・ハッサンさん イラク劣化ウラン被害者問題を取り組む産科・小児科医師、佐藤真紀さん 劣化ウラン弾の使用に反対する市民ネットワーク、川崎哲さん ICAN国際運営委員兼会長/ピースボート共同代表、渡部久仁子さん HANWA運営委員・ANT-Hiroshima

最後に足立修一共同代表がアピールの提案と閉会あいさつをして集会は終了しました。アピールの一部を紹介します。


G7広島サミットに対する声明

ここヒロシマは、78年前にアメリカ軍が投下した一発の原子爆弾で十数万人の市民が無差別に虐殺された人類史に刻まれた地である。この地には名も知れぬ無数の人々の遺骨が重なる。また原爆の地獄を生き残った人々は78年後の今日も晩発性放射線障害に苦しみ、死が訪れるまで彼らにとっての戦争が終わることはない。だからこそヒロシマに生きる私たちは核兵器廃絶を全力で発信し続けるのである。

このヒロシマに核保有国とその軍事同盟国のG7首脳が集うのであれば、その目的はただひとつ。核兵器禁止に向けた具体的かつ積極的な検討以外にはありえない。そうでなければヒロシマに集う意味は全くないと私たちは断言する。

(中略)

「核兵器のない世界」は「理想」ではない。核戦争の危機を回避し、核被害者をこれ以上生み出さないための、その現実的な第一歩こそが核兵器禁止条約である。G7首脳は、このヒロシマで核兵器の禁止にむけた具体的な議論に着手せよ!期限を定めて核兵器禁止条約への参加のプロセスをつくれ!

G7広島サミットに参加する核保有国首脳は、自らの核開発によって生み出した世界の核被害者に対する責任を果たす義務がある。核保有国の核の傘のもとで、連携して核開発を推進してきた同盟国の首脳も同様である。核の被害者への贖罪と人類の未来のために、ここヒロシマの地で核兵器禁止を誓うべきではないか。

私達はG7サミットに集う各国首脳に以上のことを強く要求する。


いのちとうとし

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