昨年5月に登録された被爆樹木を見に行きました。
昨年7月3日のブログ(被爆樹木リストへの登録と抹消: 新・ヒロシマの心を世界に (cocolog-nifty.com))で、最も新しく被爆樹木として登録された黒松のことを紹介し、その時点では、「現在、当該樹木が位置する敷地は工事中のため、現地取材をされる場合は、事前に当課までご連絡ください。一般公開は、令和5年3月の予定です。」と書きました。その一般公開が4月3日の中国新聞で「17日に実施される」と報道されましたので、一昨日見に行ってきました。
場所は、舟入幸町にある結婚式場「ザ・リバーサイドテラス広島ツリーズスクエア」の敷地内です。被爆クロマツは、正面エントランスを入って左側奥にあるラウンジの外側に屋根に接する形で生えています。
全面ガラスの大きなドアを開けて庭に出ます。3人ほど、参観者がいました。
立派な枝振りのクロマツが、立っています。
場所を移動させずに、そのまま残されたのでしょう。
建物改修前のクロマツ
右側の枝が、建物にかかっていますので、最小限にと配慮されたと思いますが、一部が切られています。
この松の下には、2枚のプレートがあります。1枚は、広島市が作った「被爆樹木」を示すプレートですが、もう一枚は結婚式場が作ったものと思われる、このクロマツの説明板です。
説明文の最初のところにこう書かれています。「樹齢200年以上とも言われるこの松の木は、近くに立つと独特の存在感を放っているため『賢老人』と呼ばれることもあった。(以下略)」
「エッ、これどういうこと?」です。先に紹介した中国新聞も昨年の私のブログも「樹齢100年」と書いていますが、ここでは樹齢が200年になっているのです。このことは帰宅して気づいたことですので、残念ながらその場で尋ねることはできませんでした。
一応この原稿を書くため、広島市のホームページ「被爆樹木リスト」を検索したのですが、この被爆樹木についての詳細な情報はまだ記載されていませんので、これ以上の情報を提供することはできません。きっと何か根拠があって書かれたものと思われますので、いつか聞いてみたいと思います。
ところで、広島市が被爆樹木として登録している木の「所有者等」は、2つの例外を除いて国、広島市及び神社、仏閣となっています。2つの例外の内、一つは安田学園と明記されていますが、「民間」とだけ記載されているのは、ここだけです。
受付でお礼を述べて結婚式場を出た後、裏側の天満川の土手の遊歩道に出ると、垣根越しですが、被爆クロマツを見ることができます。
いのちとうとし
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コメント
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被爆樹木、しだれ柳、京橋川沿い、伐採.周知用プレート未装着。それ以前に、樹木伐採、撤去の、考えが、私には、わかりません。樹木は、二酸化炭素を、減らすのに。木々への、愛情、慈しみが、無い、思いもしない。共生の意識のかけらも、無いのでしょう。
投稿: 児玉 | 2023年4月20日 (木) 11時24分