「被爆78周年原水爆禁止世界大会」実行委員会結成総会・第1回実行委員会の開催
原水禁国民会議が呼びかけ,今年の夏に開催される「被爆78周年原水爆禁止世界大会」実行委員会結成総会が、昨日東京で開催されました。
広島県原水禁からは、高橋克浩代表委員と大瀬敬昭事務局長の二人が参加しました。
結成総会で確認された「被爆78周年原水爆禁止世界大会」の概要を総会議案書を引用し紹介します。
議案を提案する谷事務局長
1,大会開催形式
コロナ禍以前の大会規模をめざしながらも、参加者の安全安心に最大限配慮したとりくみを継続して行っていきます。
ロシアによるウクライナ侵攻から1年が経過しました。一向に止まない戦火は多くの死傷者を生み出し続け、「振り上げた拳」の降ろしどころが見出せなくなる混迷状態となっています。1日も早い停戦と、市民が安心して生活できる暮らしを実現させなければなりません。このような状況下においてエネルギー危機を喧伝し、原発推進政策までもが推し進められようとしています。私たちはウクライナの状況から何を学ぶのか、武力に対抗するために、さらに武力を身につけることからは平和は守れません。権力者による暴走を許さないためにも市民の平和を希求する声を、上げ続けることは重要です。核兵器禁止条約発効から2年を迎えました。日本は戦争被爆国としての責任でもある、世界中の核廃絶に向けた動きの先頭に立ってリードしていく立場が求められているのにも関わらず、いまだこの条約に署名・批准しようとする姿勢すら示していません。アメリカの顔色ばかりを窺い、NPT体制による核兵器廃絶が遅々として進まない国際状況を是とするような日本政府の動きについて、広範な市民の声をもって、本来果たすべき役割に邁進するよう求めていかなければなりません。このような情勢の中で迎える「被爆78周年原水爆禁止世界大会」は、大きな意味を持つ大会となるよう創り上げていく必要があります。コロナ禍を経ても平和を希求する市民の声は弱まるどころか、より一層強くなっていることを社会に向けて発信していきましょう。
2,大会コンセプト
①被爆の実相を原点としたヒバクシャの 援護・連帯と核廃絶運動、それらの次世代継承を柱とします。
②核兵器禁止条約と核不拡散条約による国際社会の核軍縮をめざします。
③東日本大震災・福島原発事故から学び、脱原発社会の実現をめざします。
3.スローガン
メインスローガン 核も戦争もない平和な21世紀に!
サブスローガン 10本は、第2回実行委員会で確定します。
4.大会日程
7月30日 福島大会
8月4日~6日 広島大会
8月7日~9日 長崎大会
*広島大会、長崎大会は、1日目:開会総会 2日目:分科会・フィールドワーク 3日目:まとめ集会、閉会総会
参加者は、昨年の大会(広島大会1,200人)を上回るよう取り組みます。
以上が結成総会で確認されたことですが、広島県実行委員会結成総会は、分科会などの詳細が決まった後に開催する予定です。
いのちとうとし
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